【2016年参加】 香川大学 工学部 I.Kさん

(電気系インターンシップ)

私が、四国旅客鉄道株式会社にインターンシップに申し込んだ理由は、私が高校生の頃、電車で学校に通っていた。その為、車掌さん、駅員さんの業務内容が近くで見ることができた。しかし、電気の仕事をしている人は見たことがなかった。このインターンシップで、電気の仕事を見ることができた。信号の制御は、ある時間がくると自動で動いていると思っていたが、実際は、電気回路が制御しており、遅延が起きた場合は、CTCというすべての電車の現在地を知っている場所で踏切、信号を制御していることがわかった。また、各駅、電車、踏切、信号に電力を送電する設備、変電所を見ることができた。研修前は、電車がどうやって動いているかわからなかったが、今では、電化区間、非電化区間の区別は容易にできる。電化区間では、電車線により、電力を供給して、パンタグラフで電力を受け取り、モータで回す。といった一連の流れも理解できるようになった。
もう一つ申し込んだ理由がある。それは、今まで、大学で学んだことがどれだけ生かせるのかと思ったからである。結果は、あまり使えないということが私の結論である。変電所の回路図を見たが、何を書いているのかよくわからなかった。現場にいる人に質問をしたら、大学、高専時代にならったことはあまり使わないとのことだ。もちろん、回路が断線した時には、何が原因であるか突き止める為には、大学、高専で学んだ知識が必要であるが、変電所の設備など、大学、高専で扱っている学校は少ないので、見ただけで理解するのは、困難であると思った。どの企業でも、最初は同じだと思う。様々な企業がある分、その会社固有の技術があるはずだ。それを見ただけで理解するのは、やはり困難だと思う。
これから導き出される結論は、入社後、どのような大学、高専を卒業してもスタートラインは同じということである。入社してからの勉強がその企業で必要な勉強になると思う。もちろん、大学、高専の勉強は基礎知識であるので、理解する必要がある。
しかし、すべての知識が使えないということではない。インターネットの概要説明では、知っている単語が良くでてきた。インターネットの知識は、世界共通である。IPアドレス、MACアドレス、こういったものは、どんな企業に入社しても、共通の概念である。インターネットの知識を身に付けることは、どの企業に行っても強い武器になるのではないかと思った。幸いな事に、私が専攻している学科では、インターネットに関する授業がある。そこで得た知識をどんどん深めていきたいと感じた。

現場に行ったときには、電気の仕事と言っても、電気配線をする人、電気・電子部品を作るメーカーさん、システムを発注する人、現場監督など、様々な形で電気と触れ合うことを学べた。また、事業を行う際には、こういった人達との話し合いは当然起こるものなので、幅広い知識が必要なのではないかと気づかされる経験ができた。大学生の間は、色々なことに挑戦して、様々な分野の知識を身に付けようという思いになりました。
電気関係の仕事を携わっていても、事業の費用を計算する仕事があることを知った。研修中で、実際に部品の値段を調べ事業の費用を計算する実習があった。私がいままで扱ったことない桁の単位であったので、読み上げることすら時間がかかった。大学生であるあいだ、お金の計算に強くなる必要があると思った。
実習中には、社員と一緒の時間に出社することにより、朝の点呼に参加して、修理を行った箇所などの資料をみんなで確認しあっている風景を見ることができ、これが仕事の会議かと実感することができました。そういった風景を見て、かっこいいと思ったし、自分の仕事ができる大人になりたいと思いました。
社内の雰囲気もよく、仕事の先輩と後輩の関係がとても仲がいい感じであった。僕も面倒見がいい先輩の元で仕事がしたいと思った。
実習中には、5人のインターンシップ生と出会うことができ、他大学の生徒や高専の生徒と話をすることができ、すごく刺激を受け、自分も負けられないなという思いになりました。
初めは、全く電気システムの概要を理解することができなかったが、指導者の方が詳しく教えてくれたので、なんとか理解することができた。

お忙しい中、インターンシップに時間を割いてくれた指導者の方々、インターンシップのスケジュールを計画していただいた方々、インターンシップに申し込むのに手続きをしてくれた方々に心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。