【2016年参加】 香川大学 経済学部 M.Hさん

(文系インターンシップ)

今回私は、四国旅客鉄道株式会社のインターンシップに参加させていただきました。始まる前からずっと緊張していましたが、終わってみると本当にあっという間な時間でした。対応してくださった社員の方全員が優しく、熱心にご指導してくださり、充実した学びの多い10日間となりました。

私は営業部商品企画課での研修でありましたので、主に旅行商品や特別企画乗車券、PR方法について考えました。まず、各仕事を担当されている方々から直接パンフレットなどを用いながらご説明を頂き、どのような取り組みをされているか学びました。四国旅客鉄道株式会社が旅行商品を取り扱っているのはもともと知っていましたが、パンフレットの一部を見せていただくだけでもたくさんの量、種類がありこんなにも旅行商品に力を入れているのか、ということに驚きました。特別企画乗車券も、自分たち学生でも利用しやすい、もっと早くに知っておきたかったと思うお得な切符が多くありました。しかし、私のように知らない人が多いのは本当にもったいないと感じました。そこで重要となってくるのがPR方法だと思います。高松駅、高松ワープ店に実際に足を運んでポスターの貼り方やパンフレットの並べ方など、オンレール(普段電車を利用する人)に向けた宣伝方法について、また、普段駅を利用しないオフレールの人、主に私たちと同世代の学生へ向けた宣伝方法について考えました。広く利用してもらうためには、良いものを作るのはもちろん、それを知ってもらう必要があるのだと強く感じました。

最終日には、JR四国への提案、という題目で商品企画課の皆様にプレゼンをさせていただきました。10日間を通して感じたことを踏まえて、宣伝方法や旅行商品企画、駅について学生の目線からいくつか提案をしました。一緒に研修を受けた三人で資料を作成しましたが、感じたことは皆近かったのでその点ではスムーズに進みました。しかし、自分たちの意見をわかりやすく的確な言葉で伝えるのには苦労をしました。このプレゼンでも感じましたが、今回の研修で「相手に分かりやすく物事を伝える発信力」が自分に足りないものだと強く思いました。自分の中で意見があって提案をしても、うまく言葉にすることができず説得力に欠け、相手が納得した状態で話を進められないことが多々ありました。この弱さに気付くことができたのは大きい収穫であると思います

今回は、JR四国の中でも商品企画課の方々にお世話になりましたが、この職場で研修を受けることができて本当に良かったと感じています。みなさん仕事があり忙しいにもかかわらず温かく迎えてくださり、思っていた以上の経験をさせていただきました。年代を超えて和気あいあいと意見を出し合いながら仕事をされており、私自身もこんな風に仕事がしたいと感じました。10日間という短い時間ではありましたが、「働く」ということを身近に感じることができるようになったとても有意義な時間でした。温かく熱心なご指導をしてくださった職場の方に感謝し、このインターンシップで得たものを無駄にせず励んでいきたいと思います。