【2019年参加】 香川大学 法学部 K.Iさん

私は、9月2日から6日まで、四国新聞社さんのインターンシップに参加しました。四国新聞社さんのインターンシップに参加しようと思ったのは、かねてよりマスコミ業界に興味があったからです。そのため、新聞社でのお仕事がどのようなものか、鍛え上げインターンシップを通してより実践的に経験してみたいと思い、応募しました。
1日目は、市役所にある記者クラブでの研修でした。初日は、たかまつ防災プラザで開催されていた「防災啓発展」で取材を行いました。防災啓発展で展示されているパネルを見たり、市の危機管理課の方からお話を聞いたりしました。記者クラブに戻り、過去の防災啓発展の記事をもとに、400字程度の記事を書きました。まず自分の力で記事を書きました。過去の記事を参考にして記事を書いたのですが、新聞ならではの言い回しができていなかったり、わかりやすくまとめられていなかったりしました。何度も訂正していただき、記事を作り上げることができました。翌日の新聞を見ると、実際に私の書いた記事が掲載されていました。
2日目は、市のスポーツ振興課で、体育の日に中央公園で開催される予定の「トリムの祭典」についてのお話を伺い、取材しました。トリムの祭典は誰でも気軽にできるニュースポーツを体験できるイベントとのことでした。取材をした後、市の定例会議に出席し、市長の写真を撮りました。定例会議の後、200文字程度のイベント紹介記事を書きました。記事を書き終え、市の広報広聴課の方から市役所の役割について教えていただきました。
3日目は、市政を離れ、で生活文化部での研修でした。香川県漆芸研究所で行われている「漆器ができるまで展」の取材を行い、記事を書きました。また、編集会議の様子も見学させていただきました。編集会議の後、書いた記事を直していただき、読み合わせも体験しました。
4日目は、整理部での研修でした。今までの3日間とは違い、取材をして記事を書くのではなく、送られてきた記事に見出しを付けました。見出しは8~10文字でつけなければならず、少ない文字数で分かりやすく興味がそそられるような見出しを付けるのは難しかったです。編集会議も見学させていただき、地方面の新聞が出来上がるまでの工程を学ぶことができました。
最初日の5日目は、県警で研修した後、市政に戻っての研修でした。県警では、さぬき市で起こった倉庫の火災の記事を書きました。市政では、記事に使うために、県立図書館と創造工学部の外観の写真を撮影しました。その後、市議会事務局の方から市議会の概要についてお話を伺いました。
5日間のインターンシップを終えて、記者の方がどのように取材をし、写真を撮って、どのようなことに気を付けて記事を書いているのか、一部ではありますが知ることができました。記者の方が常に読者に事を考え、みんなが知りたいと思うことを取材し、わかりやすく記事を書いてくれているから、私たちが楽しく新聞で情報を得ることができているのだと感じました。インターンシップ中、何度も「10取材して2書く」というお話を伺いました。10取材するためには、疑問の目をもって、いろいろな切り口から質問をする力が必要だと感じました。しかし、私にはまだまだその力が足りないことがインターンシップを通して分かりました。普段の生活から、なぜこれが起こっているのか、どうしてそうなったのか、といった疑問の目を少しでも持てるように心がけたいと思います。また、日常的に新聞を読んだり、ニュースを見たりして、今の日本や香川の流れを把握しようと思います。