【2022年参加】 香川大学 経済学部 S.Mさん

3日間のインターンシップを通して、JR四国様の営業部の取り組みや観光列車事業について詳しく学ぶことができた。
1日目の琴平駅での見学では、観光列車の待合室ラウンジ見学や観光列車のデザインをされた方のお話を通して、各観光列車のコンセプトが車内デザインや食事、ドリンクメニューなどの細部まで工夫されていることを知ることができた。また、観光列車の準備や裏側を見せていただき、お客様が乗車した際に「幸せな空間と時間」を提供するための念入りな準備がなされていることを学ぶことができた。特に、車内で温かい状態で提供するために保温された食器を準備していると知り、細部のこだわりに驚いた。また、企画室の方の「お客様のためにするのではなく、お客様の立場に立って考える。」という言葉や「売る人が売りたくなるような商品をつくることが大切」という言葉が印象に残っている。
2日目は実際に『伊予灘ものがたり』の観光列車に乗車させていただき、想像以上に期待を超える感動を味わうことができた。列車内の細部の工夫や食事の豪華さ、景色の美しさにも感動したが、それ以上に、沿線での地域の人の歓迎や停車駅でのおもてなしに感動した。他のお客様も地域の人の歓迎をとても喜んでいる様子が見られた。このことから、このものがたり列車の一番の魅力は、地域の人のおもてなしから温かみを感じられるところではないかと感じた。単に、景色や食事を楽しむ観光列車ではなく、このような地域の人との温かみやつながりが感じられることから、ものがたり列車はリピーターが多いのではないかとも感じた。実際、私自身ももう一度乗車したいと感じた。また、今回は特別編ということで、卯之町まで行き、卯之町を3時間ほど散策することができた。その中でもたくさんの地域の方からのおもてなしや地域を知る工夫があり、とても貴重な経験をすることができた。
3日目は、「交流人口拡大に向けた観光列車を活用した取り組みの提案」をグループワークを通して行った。少ない時間で、一から新しい案を出し、発表までもっていくのは少し大変であったが、2日間で観光列車についてたくさんの学んだことを活かして、私たちだからこそ考えられる若い世代をターゲットとした提案を行うことができた。しかし、新しいアイデアは思いつくものの、グループワークの難しさや、実際に企画としてなりたつように様々なことを考慮しなければならないことの難しさに直面した。その中で、何かを企画する際には、様々な立場の方の意見を聞くことや、それを取り入れながら企画をつくりあげていくことの大切さを学ぶことができた。
今回のインターンシップを通して、普段体験できないことや貴重な経験をさせていただくことができました。また、観光列車について詳しく知ることができ、観光列車事業についてとても興味が湧きました。今回学んだことを今後の就活にも活かしていきたいと考えています。ありがとうございました。