【2019年参加】 香川大学 経済学部 H.Mさん

(文系インターンシップ)

私は、8月19日から8月30日の10日間、四国旅客鉄道株式会社(JR四国)のインターンシップに参加させていただきました。私は、これまで学内外での活動から、「企画」という業務内容に魅力を感じるようになり、将来は地元である香川県を国内外の方に好きになってもらえるような職に就きたいと考えるようになりました。四国を主軸とした様々な旅行商品の開発や、インバウンド促進にも着目した事業が展開されており、四国全体を支える公共交通機関という側面から四国の魅力発信に携わる業務内容に魅力を感じたことが、今回インターンシップ先として選択した理由です。私の夢をより具体化できただけではなく、鉄道業以外に本社でどのような業務が行われているのか、部署ごとに社員の方から実際にお話を伺う機会が得られるなど、非常に学びの多い10日間でした。
今年度の主なインターンシップ内容は、今年度4月より開始された「JR四国レール&カーシェア」の新規および追加設置箇所について検討し、インターンシップ最終日には、意見をまとめ、発表を行うというものでした。設置箇所を検討するにあたり、第1週目は主に、カーシェア設置検討箇所候補の情報収集を行いました。情報収集を行う中で、四国出身であるにもかかわらず、私は各地域の観光地についての知識がありませんでした。調べれば調べるほど、私の知らない四国があり、こんなにも魅力が詰まった地域なのだと再確認することができました。第2週目にはこれまでに集めたデータや視察で得られた情報を踏まえ、最終プレゼンテーションに向けて資料作りを行いました。特に、最終プレゼンテーションでは考えが及んでいなかった点、アイデアを実現化させるための具体的なプロセスなど、自分の視点の当て方の甘さを実感する場面がありました。ただ単に企画を提案することが終わりではなく、企画することによってどうしたいのか、ビジョンを明確化させる必要があることを学びました。このほかにも、私たちが普段利用しているJRの発券状態の確認や旅行商品のパンフレットチェック作業も行いました。私たちの手元に届くまでに、何度も確認作業が行われていることを知り、私たちの身の回りの環境は社会の方々によって支えられているのだと実感することができました。
インターンシップを終えて、自分自身の強みも弱みも両方見つけられました。就職活動をする上で、「自分の軸をしっかりと持つことが大事だ」とよく耳にしますが、インターンシップが開始される以前は考えたこともありませんでした。今回JR四国のインターンシップを通して、社内での業務内容、職場環境に触れて、魅力的に感じる部分がありました。その魅力に感じた部分こそが、私の軸なのではないかと思っています。このような自分自身への気づきを与えてくれたのも、以前より興味のあった四国旅客鉄道株式会社での実際の業務を通し、学べる環境があったからこそだと感じています。私たちのインターンシップのために貴重なお時間を割いてご指導くださった四国旅客鉄道株式会社の皆様、ならびに関係者の方へ厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。