株式会社西山自動車(オートモールジャパン)

代表取締役 西山 巌 氏

(株)西山自動車は創業33年目の会社です。
車業界では珍しく異業種からの参入…、そして、プレハブ事務所とプレハブ工場からのまさに裸一貫からのスタートでありながら、現在は高松市内に大きな自社 社屋を持ち、車業界においては一目おかれるほどの会社に成長させてきた西山社長ですが、社長の野望はまだまだ尽きる事がありません。今年は更なる展開を仕 掛けていくようです。

経済不況化と呼ばれる昨今ですが、こんな時代だからこそ、時代の先を読み、積極的な動きをするのが西山社長の経営手法。そして今までも逆境を武器に、会社を発展させてきました。
そんな、常に『攻めの経営』を実戦してきた西山社長に『新しい事にトライするにあたって、躊躇した事は今までになかったのですか?』と問いかけたところ、 返ってきた言葉は『今までを振り返り、大きな決断で迷いが生じた時に自分の背中を押してくれたのは、いつも社員だった』との言葉でした。

『社長、やりましょう!僕も社長と一緒にやってみたいです。』

この言葉に勇気をもらい、社員が生涯を通して安心して働ける会社をつくるぞ!との決意もあらたに、企業としての土台を固めてきたそうです。
また、西山社長は『社長と社員』という関係ではなく、一つの目標に向かって一緒に歩めるパートナーとしての関係を重視し、上下関係に固執することなく、自 分の考えを言える人間、また人の話もきちんと聴く事が出来る人間であることを大切に考えているそうです。
そしてその気質は今に始まった事ではなく、社長の起業までの生い立ちをお伺いした話の中でも感じるとる事が出来ました。

学校を卒業し最初についた仕事は、大阪の内装関連の会社。その会社では、設計から施工、代金回収までの一連の作業がすべて自分の仕事で、1つの仕事に最初から最後まで携われる事でやりがいを感じ、何よりも魅力に感じたそうです。
そして入社数年目に起こったオイルショック。この時、西山さんはこの騒動が大きくなる直前に商材が品薄になる事態を予測し、自社の商材である壁紙1年分を社長に頼んで購入してもらったそうです。
当初は購入資金が莫大な金額になるため、渋っていた社長も西山さんの余りにも熱心な説得に購入を決意。結果、半年後には卸会社の商品棚からストックは消 え、市場は品薄状態が続き、最後には卸し会社からも商材の販売を求められる程になったそうです。

また一方で、同一柄の在庫の山を横目に、『こんな同じ柄の壁紙ばかりどうするつもりだ?』と小言をいう 社員もいたようですが、『同じ柄でも、買い手は違いますから大丈夫。それにこの柄を流行の柄にしてしまいます。』と答えたという西山さん。そして、実際に 最後まで完売してしまったというのですから、驚きです。
これには当時の社長も西山さんの先を読む力と行動力に感服し、会社を西山さんに譲るという話も出たそうです。でもご家族の事を考え、最終的には高松へ帰ることを決断し、帰郷。
そこで選んだ道が今までとは何の関連もない自動車業界。なぜに?との問いに、高松という地域における市場性を考えた結果が自動車業だったとのお答えが返ってきました。

常に市場性や先の時代の流れをキャッチし、逆境こそ武器に変えていく…それが、今も変わらない西山社長の経営スタイルです。

現在では、東京発信のシステムを地方目線で地方の市場に合わせた形で…、また、地方の企業を元気にすることがひいては地方経済の発展につながるとの想いから、『新車、半額サポートシステム』のフランチャイズ本部として、車業界 自体の活性化と発展を目指し、同業他社のサポートにも力を注いでいらしゃいます。

(インタービュー / 2012年)