【2014年参加】 香川大学 工学部 O.Mさん

今回のインターンシップでの実習内容は機械に関するものだと思っていましたが、電気に関するものが多かったです。しかし、そのことから機械と電気は密接に関係しており、機械系であっても電気の知識がある程度必要であることを学びました。また、実習6日目に実際にクレーン車を操縦させてもらえる機会がありましたが、その経験をすることによって市場ではどういったシステムが要求されるのかを考えることができました。そして、実際に製品を使用する人の立場に立って考えることの必要性を学ぶことができました。
上記のような大学での座学では学ぶことのできない多くのことを学べたり、貴重な体験をさせていただいたりできました。
今回のインターンシップのカリキュラムは1週目がエンジン再始動、2週目はバッテリー耐久試験でしたが、1週目のエンジン再始動が時間内では上手く動作させることができず、2週目に持ち越してしまいました。そのため2週目の予定であったバッテリー耐久試験はあまり着手できませんでした。しかし、時間は掛かってしまいましたが1つの課題を達成できたときの喜びはとても大きかったです。そして開発職はとてもやりがいのあるものだと感じました。また、開発とは長いスパンでテーマを達成していくものであって今回与えられた2週間という期間が開発職にとってどれだけ短いものであるかということがわかりました。

私は将来、機械系の開発職に就きたいと考えていました。しかし、それは漠然とした希望であって「開発」というものがどのようなものであるかはあまり理解できていませんでした。そして今回のインターンシップで企業での「開発」を実際に見ることでそれを学び、「開発」というものの具体的なイメージを掴みたいと思い、このインターンシップに参加しました。そして、実際に企業でその中身を見たり、職場の方々と話させて頂いたりする中で多くのことを学ぶことができました。「開発」とはとてもやりがいのある仕事であり、そこで働く人々はそれぞれ自分の仕事に誇りを持っていました。今回のインターンシップを通して今まで漠然としていた私の希望ははっきりとしたものへと変わり、将来は開発職に就きたいと思いました。
これから10月に入り、大学では研究室配属が行われ、次第に卒業研究が始まります。そして、私は大学院への進学を希望しています。これから始まる自分の研究にここで学んだことを活かしていきたいと思います。株式会社タダノの皆様には本当に感謝しています。

後輩の方々へ
これから将来を考える中で、今自分の進路が明確であって、どんなことがしたいかはっきり決まっている人は少ないと思います。中には、私のように漠然と考えている人もいるのではないでしょうか。そんな人はぜひ、インターンシップに参加することをお勧めします。少なくとも何かイメージは掴めると思います。また、自分の進路をもう一度考えるきっかけとなるかもしれません。