【2015年参加】 香川大学 経済学部 T.Yさん

私は、香川医療生活協同組合でインターンシップを行いました。このインターンシップ先を選んだ理由は、もともと医療事務の仕事に興味を持っており、医療現場という職場の雰囲気を体験してみたかったことでした。
インターンシップ初日、午前中は香川医療生活協同組合についての説明をしていただきました。医療生協の成り立ちや歴史に始まり、香川医療生協の地域活動や医療事務のインターンシップを行うにあたっての接遇指導などがありました。その後、インターンシップ先である高松平和病院内の見学をさせていただきました。
一階の入り口すぐには、私が主に業務体験をさせていただくことになる受付・会計業務を行っている医事課があり、内科、整形外科、乳腺外来などがありました。二階には、健康づくり課や、各種検査室、医局・医師事務支援課など、三、四、五階は入院病棟、六階は手術室、七階には総務課や庶務課がありました。午後からは、医事課にて受付の業務体験を行いました。医事課は、香川医療生協に事務員として入社すると最初に配属される登竜門のような課だそうです。業務は受付・会計・データ入力がメインであり、その他にも担当の仕事が各々あるためメイン業務の合間に行っているとのことでした。たくさんある業務の中で、私は受付での患者様の診察基本票の発行を体験させていただきました。まず患者様が来院されると笑顔で挨拶し、診察券と保険証を受け取ります。受け取った保険証の内容をパソコンで確認し、予約患者様なら予約通りに、そうでなければ何科の受診か伺いその通りに基本票を発行します。私が体験を行った期間は高松市の特定健診の期間と重なっており、特定健診の受診される患者様が非常に多かったことが印象に残っています。
医事課の他にもBLS(ベーシック・ライフ・サポート=救急救命処置)の訓練に参加したり、医師事務支援課での体験も行いました。医師事務支援課とは、パソコンでの入力作業が苦手な医師に代わり、事務員が電子カルテ入力や書類作成を行い医師のサポートをする課です。この課では電子カルテの入力や内容を理解しなければならないため、医療知識が必要で日々勉強の毎日だそうです。私は入院患者様の入院証明書の清書作業を体験させていただきました。
五日間主に医事課にて体験をさせていただきましたが、一つの業務に慣れてきたと思えばまた新たに分からないことが増えるという繰り返しでした。医療事務という職業は本当に日々勉強と患者様への思いやりの心が必要で、非常に大変な仕事だと思います。しかし、その分やりがいも大きい仕事なのだとインターンシップを通して実感しました。香川医療生協でインターンシップを行うことができて良かったです。