【2016年参加】 香川大学 法学部 M.Yさん

私は2016年9月26日(月)から9月30日(金)の間、株式会社求人タイムス社で鍛え上げインターンシップを実施した。
求人タイムス社様でインターンシップに参加しようと考えた理由は3つある。1つ目は、学生生活だけでは社会に出たときに経験が足りないのではないかと感じ始めたからである。ただ授業に出て座って話を聞いているだけでは、知識はついても社会経験まで積むことができないため、インターンシップは大切であると考えるようになった。2つ目はインターンシップで様々な人と出会う事が出来るからである。インターンの内容でさまざまな職種の方にインタビューがあり、興味深い話が聞けると考えた。3つ目が社会経験を積むことで、私が所属している直島地域活性化プロジェクトの活動に役に立つのではないかと考えたからである。

インターンシップの内容は大きく分けて4つあった。さまざまな職業の方にインタビュー、インタビュー記事作成、お店回り、香大生にアンケートの4つである。インタビューは記者、コンビニの経営・営業の担当者、ラジオのパーソナリティ、カフェ・花屋の経営者にインタビューをすることになっていた。職業はバラバラなので、質問内容もその職業に合わせた質問を考えるようにした。例えば、仕事のやりがいや、嬉しかったことを聞くのはどの職業にもできるが、記者の方には、文章を書くコツを聞いたり、ラジオのパーソナリティーの方には、声だけで感情を伝える難しさを聞いたりするなど、少し工夫をした質問内容を考えるようにした。みなさん職業はもちろんのこと、年代や性格やしゃべり方、雰囲気も全く違うが、仕事を愛してやりがいを感じており、私の仕事に対する考え方が少し変わった。
インタビュー後は記事制作を行った。文字でインタビュー相手の感情や話し方、雰囲気を表現するには、様々な工夫が必要であり、相手が話していたことの隅々まで思い出し、文字で伝えようとする努力が必要であった。特に、インタビュー相手の気持ちを正確に伝えるのには苦労した。作った記事は求人タイムス社が運営されているしごとマルシェのホームページで掲載されている。
お店にショップカードを置かせてもらえるように、お店回りもさせていただいた。事前にロールプレイングもたくさんしたが、本番ではかなり緊張した。自分は大学生ということでお店の方も優しく応じてくれると心のどこかで考えていたが、冷たく接せられる事もあり、営業の厳しさを感じた。その中で、カードを置かせていただけるお店もあり、とてもうれしかった。
香大生に対して、アルバイトに関したアンケートも実施した。アンケートを実施することで、自分のアルバイトに対する考え方とアンケートに協力して頂いた人たちとの間で、時給や仕事内容などで違うことが分かり、自分がしているアルバイトについて考え直すきっかけとなった。

このインターシップを通して、様々な職業、性格、雰囲気の人と出会えた。皆さん全員が仕事に対して真剣であり、信念や価値観を持っていた。この出会いは自分の価値観、仕事に対する考えに大きな影響を与えられたと思う。様々なインタビューをしてきた中で、「生き様を形にしたい」という言葉が心に残っている。わたしも自分が今まで体験したこと、そしてこのインターンシップの経験を生き様として伝えられるように努力したい。今回のインターンで学生生活では経験することのできない様々な経験をした。この経験を糧に、残りの学生生活や就職活動をしていきたいと思う。