【2017年参加】 香川大学 経済学部 O.Sさん

私が今夏インターンシップに参加してまず感じたのが、学校では学べない社会の厳しさを感じることができるのがインターンシップであるということです。朝、私たちは1週間通じて社員と同じ8時30分出社とされていました。しかし、私たち普段の大学生活では許されてしまっている遅刻や欠席なんて到底有り得ないほど、社員全員が8時よりも早くに出社しているのです。私たちの普段の生活の緩さや時間のルーズさを痛感しました。
当たり前のことではあるが、それができていないのが学生の私たちだと気づきました。
まず、香川証券で朝一にされていることが“新聞を読む”ということ。高校の間も、大学に入ってからも、新聞を読んだほうが良いと多々言われてきましたが、こんなにも新聞が社会において重要な情報源とされていることを初めて学びました。証券会社では、新聞の情報を頭に入れて、社会の流れを掴んでおくのは勿論の事、それらのうちピックアップしたものを用いて仕事に応用させることは当たり前であることを初めて知りました。営業で外に出る場合にはお客さんに実際に見てもらえるように新聞をスクラップしておくことや、独自で株価の値動きの様子を調べておくことなど、個人に求められる仕事というのが多数存在することを知りました。例えば、学校ではレポートをいつまでに提出、とか予習してきなさい、といわれるのが通常です。しかし社会では、締切日は言われるのではなく、自分で確認することが当たり前です。社会の情報を知らないままお客様の前に立っても「知らない」じゃ通用しないから、それらは自分で知識・理解を深めておくことが求められるのです。わかっているようで実際に行動に移すことがなかなかできてなかった私は、このような基本的なこともインターンシップを通してその重要さに気づくことができました。
また、インターンシップ先で、社会人としてのマナー講習も受けました。名刺の受け取り方やメール・手紙の送り方、電話応対の仕方も教えていただき、社会人とはこうあるべきだということを学びました。逆にこうするとやりすぎ・失礼にあたるという動きも見せて教えていただいたことに加え、疑問に思ったことは何でも質問させてくださいました。社員の方と昼食をとる日もありました。この会社での給与や福利厚生、なぜこの会社を選んだのかについてや、面接で実際聞かれたことなど、オフの時間の金融機関で働いていらっしゃる方にここまで込み入った話を聞かせていただいたける機会はなかなか無いと思います。本当に良い経験になったと感じています。
株式、債券、投資信託など金融機関の専門用語に多数触れ、普段の学校生活とは離れた知識を身に着けることができたことも勉強になったと感じています。また、一緒にインターンシップに参加した人とは更に仲が深まったと感じるし、今後就活する時や就職先を決定する際には良い相談相手になってもらえそうです。思っていたよりハードなスケジュールだったけれど得られたものは想像以上に大きいものでした。インターンシップは、社会に出るまでの自分の経験値を大きく高められるものであると強く思ったため、今回の鍛え上げ型インターンシップに参加して本当に良かったです。