【2015年参加】 香川大学 経済学部 H.Eさん

私は8月17日から8月21日までの5日間、香川証券株式会社でのインターンシップに参加した。私は正直金融会社にあまり関心を抱いてなかった。特に証券会社とは何をするところなのか、株への知識もまったくない状態での参加となり、社員の方々に迷惑をかけないかと、不安と緊張でいっぱいだった。しかし、担当してくれた社員の方々はみんな親切で、緊張をほぐそうと話しかけて下さり、1日で私の緊張と不安は吹き飛んだ。
活動内容は大きく分けると、証券会社についての座学、本店と支店訪問、株の銘柄探しの3つに分けられる。座学は証券会社に勤めるにあたって必要な知識の一部を丁寧に教えて下さり、知識の全くなかった私でも理解することができた。証券会社に入社する人に証券についての知識は必要ない。大事なのは入社して学ぼうとする意志である。と教えて下さり、就職活動への不安が少し軽減した。
支店訪問は今年リニューアルオープンした徳島の鳴門支店へ訪問した。鳴門支店は社員が9人しかいない。その理由を尋ねると、社員は家族。1人1人を見守れるようにあえて少数にしていると支店長は仰った。その話を聞き、なんて暖かい会社なんだろうと感じた。お父さんのような鳴門支店の支店長さんは私たちも家族だと仰った。とても嬉しかった。支店長さんは「本気が大切。仕事も一緒だ。」と教えて下さり、今までの私の生活を見直した。本気を見せること。簡単そうでなかなか出来ない、すごく大切なことに気づかせてくださった。
銘柄探しでは新入社員の方々と一緒に街を歩きながら自分のおすすめの銘柄を顧客へ売るための情報収集をした。ここで学んだことは、常に販売者側の視点で、情報にアンテナを張り巡らせることだ。販売者側の目線で物事を見る機会は今までなかったのでとても新鮮で、同時に難しいものだと感じた。今後この株は上がるから安心して買える、という裏付けをとるための情報収集が思っていたよりも難しく、私は今まで何かを紹介するために情報収集した情報はただただ闇雲に何の目的もなく集めていたなということに気づいた。

今回香川証券株式会社のインターンシップに参加して一番の収穫だったのは、苦手だと思っていた株式や証券マンの仕事に楽しさを感じたことだ。株式や証券の知識はまだまだだが、もっともっと株式について知りたいと思った。このインターンシップに参加しなければ絶対に気付かなかったことだろうと思うと、本当にインターンシップに参加して良かったと思った。また、証券マンは常に情報にアンテナを張り巡らせている。毎日、日経新聞をスクラップしており、そのノートは何冊にもなっていた。仕事に対する「本気」が表れていて、私もこんな社会人になりたいと心の底から思った。
最後に、このインターンシップに参加して様々な体験ができ、大変刺激を受けた。就職活動や自分のやりたいことについてはまだ分からないこと、不安なことはあるが、今回の体験でまた新たな自分を発見できた。この体験を活かし、私の「本気」を就職活動にぶつけていきたいと思う。