【2017年参加】 香川大学 法学部 M.Mさん

私が香川県警察のインターンシップに参加しようと思った理由は二つある。
一つ目は、私は将来の仕事に公務員を考えているが、公務員の中でも志望職種が決まっておらず、この夏休みで多くのインターンシップへ参加し実際に様々な仕事を見ることで、数ある職種の中から自分が就きたいものを明確にしたいと思ったためである。県庁や市役所などの仕事は比較的イメージが掴みやすかったのに対し、警察は知らないことが多いことに気付いた。そこでインターンシップに参加することで少しでも警察の仕事について理解できればと考えた。
二つ目は、私が将来の職業を考える上でやりがいのある仕事に就きたいという思いがあり、このインターンシップへ参加して警察の仕事でのやりがいは何か、発見したかったためである。
今回、インターンシップに5日間参加して特に印象に残ったことは、警察の業務の幅広さである。この5日間で航空隊や交通機動隊、本部施設や交番など様々な施設を見学させて頂いて、私が思っていた以上に警察の仕事は様々であり、同じ警察といっても配属先で業務内容が全く異なるのだと知った。さらに定期的に人事異動があり、時には仕事内容が変わると知り、大変ではないかと最初は考えた。しかし、インターンシップ担当の方がその分色々なことを経験出来るとおっしゃっていて、警察という仕事の面白い所でもあるのだと思った。
また、この職業は完全実力制であり、年に一度の試験に合格することでキャリアアップできる、ということも聞き、自分の力が認められ、評価されることが目に見えて分かる点がやりがいに繋がると思った。また白バイ訓練の見学等で、実際に女性も男性と同じように活躍されているのを見て、性別関係なく活躍できることも魅力であると感じた。インターンシップに参加するまでは、警察には厳格な人が多いといったイメージや、仕事は県民の方だけを相手にするといったイメージが強かった。しかし、インターンシップで実際にお世話になった方々は気さくで親しみやすい方ばかりであった。現場点検などに同行させてもらうと、県民だけではなく県や市の職員、道路管理者といった他の機関の方との関わりも欠かせないことも知り意外だった。そして、どの業務でも人との関わりが大切であり、コミュニケーション能力が求められると感じた。
今回のインターンシップでは、コミュニケーションスキルを鍛えられたと思う。プレゼンテーションやスピーチなど、毎日のように人の前に立って話す機会があり、就職活動の良い練習になった。インターンシップ担当の方には丁寧にご指導頂き、人前に立って話をすることが苦手だった私も以前より緊張せず話ができるようになった。このスキルは今後必要となると思うので役立てたい。
今回見た警察の仕事はほんの一部だが、このインターンシップで警察の仕事についてより知ることが出来たとともに、警察官という仕事の魅力も知った。5日間で経験させて頂いたことはどれも貴重なことばかりで、お世話になった香川県警察の方々には感謝したい。この経験を生かし、今後の進路先を考える際の参考にしたいと思う。