【2015年参加】 香川大学 法学部 M.Tさん

私は、9月20日から行われたインターンシップに参加した。
今回のインターンシップで行ったことを大きく分けると4つに分けられる。交通規制の企画・立案・発表、交通安全チラシの作成・発表・配布、交通キャンペーンへの参加、各施設の見学である。交通規制の企画とは、事故を防ぐために警察としてどのような対策を行っていくかを考えるものである。まず模擬現地診断を行った。模擬現地診断とは、過去に起きた死亡事故の現場に赴き、現場の状況を観察するというものである。その後は、学生全員でグループワークをしながら、事故の原因の推論、問題点の把握、改善策を考えていった。改善策については理想案と現実案に分けて考えていった。これは、交通規制は道路管理者や周辺住民と交渉しながら進めていくためだ。交通安全チラシの作成は、夜間の照射実験で撮影した写真を用い、反射材の着用を呼びかけるチラシを作成した。交通キャンペーンの参加とは、カーフリーデーを行っていた美術館通りで、交通安全教育車「まなぶちゃん」とともに広報活動を行った。また、保育園を訪れ、交通安全教室の中で15分程度の出し物を行った。各施設の見学としては、通信指令室、自動車警ら隊のパトカー訓練などの見学をさせてもらった。
今回のインターンシップで、警察の通常業務は、交通取締りや犯人逮捕だけではなく、いろいろなものがあることを学べた。香川県は全国でもワーストに近い死亡事故の多い県である。それをどうにか改善しようと警察官が奮闘している姿はとてもかっこよかった。警察官の行う通常業務は、たとえ地味であっても、すべてが市民の安全につながっていることを感じることが出来た。学生5人でのグループワークでは、話し合いを引っ張るリーダーシップをとる人や書記をとる人などそれぞれの役割を意識しながら、協力することの大切さを学んだ。交通規制の立案、交通チラシ、さらには保育園での交通安全教室の出し物と、人前でプレゼンや発表を行うことが多かった。インターンシップの前までは、人前で何かを行うということを苦手としていた。しかし今回、たくさんの発表機会をいただけたことで苦手意識を克服することが出来たと思う。このインターンシップで得た経験を今後の就活や人生に生かしていきたいと思う。