【2017年参加】 香川大学 法学部 Y.Cさん

私を受け入れてくださったインターンシップ先は、全国共済農業協同組合連合会香川県本部(JA共済)様でした。インターンシップは5日間で、5日間それぞれ、異なる部署で実習させていただきました。
1日目、2日目は管理部で実習を行いました。管理部での実習では、社外の方との打ち合わせに同行したり、普段職員の皆さんがなされている業務を体験したりしました。初日の午前中には職員の方が、共済の仕組みや組織構成について、詳しく丁寧に教えてくださいました。また、「管理部の業務では、単純な作業が多いが、その作業の目的や意味を意識しながら行うことが大切」と教わり、どんな業務でも目的をもって前向きな姿勢で取り組む大切さを学びました。打ち合わせに同行した際には、名刺の渡し方、話し方など、社会人としての振る舞い方を間近で見て学ぶことができ、学んだ点について、これから意識して振る舞っていこうと思いました。
3日目は普及部で実習を行いました。実習では、普及部主催のLA(営業を専門とする職員)研修会に参加し、運営と準備のお手伝いをしました。職員の方がLAの皆様の顔と名前をほとんど覚えていらっしゃるのを見て、とても驚きました。そして、香川県本部職員の皆様とLAの皆様の絆の強さを感じました。また、今回の研修会は「お客様への思いやり」をテーマに、働くうえで大切にしていることや、自分は何のために働いているのか、そして何のために生きているのか等、普段はじっくりと考えることができないようなことについて、考え、話し合うという内容でした。私も聴講させていただき、様々なテーマについて考え、職員の方と意見交換をしました。実際に働いている職員の皆様の意見を聞き、「働くということ」を以前より身近に感じることができて嬉しかったです。
4日目は業務部で実習を行いました。業務部でも、LA研修会に参加させていただきましたが、その内容は3日目と全く異なるもので、共済の内容改訂について説明をするという、業務に関する研修会でした。3日目、4日目ともに研修会の準備、運営、片付けのお手伝いに参加させていただきましたが、職員の方がおっしゃった、「研修会の準備としてテーブルをきれいに拭いたり、資料を準備したりする作業は、ただその作業をするのではなく、研修会に参加する人を思いながら行うと、やりがいを感じることができる」というお言葉がとても印象的で、大切にしていきたいと思いました。
5日目は自動車損害調査部で実習を行いました。実際に交通事故が起きた現場に同行し、事故現場の査定を体験しました。事故の査定では、現場を多様な角度から撮影し、道路の幅を測定するなどして、「実際に事故が起きた現場の様子を(保険金を支払う側である)自分たちの目で確かめることによって、交通事故の真実を知ることが一番重要である」と教わりました。このような意識によるしっかりとした査定が、モラルハザードを防ぐことに繋がっているのだと実感できました。
5日間を通して、どの部署・職員の皆様も雰囲気がとてもよく、お互いを思いやり、協力してお仕事をなさっていて、JA共済様の企業理念である「相互扶助(助け合い)」を実感し、このような職場だからこそ、お客様にまごころのこもった対応ができるのだと理解しました。
さらに、この5日間のインターンシップを通して、大学で学んだことを社会においてどのように活かせるかを学び、今後の大学生活の励みとなりました。
とても充実した、実りある5日間でした。職員の皆様、本当にありがとうございました。