【2014年参加】 香川大学 法学部 H.Mさん

9月1日から9月5日までの5日間、全国共済農業協同組合連合会の香川県本部でインターンシップに参加させていただきました。
インターンシップに参加するきっかけはただ単純に自分の将来が不安だったからです。とりあえず何かしなければと思っていたとき、丁度インターンシップの制度を知り、申込みました。インターンシップ先としてこの会社を選んだのは、仲良くしている先輩がJAグループに就職したからという本当に安易な考えでした。
初日、スーツを着て出社しました。緊張よりも新しいことへの期待感でわくわくしていました。少し早めに行くと、きっと朝早くから来て仕事をしているであろう人が何人もいて少し驚きました。朝礼に参加し、JA共済連について、大まかな説明をうけました。そしてその日から日替わりで管理部、支援研修課、普及企画課、業務指導課、生命建物査定課、自動車損害調査部のお手伝いをさせていただきました。

全体を通して感じたことは、みなさんが仕事に対して、とても真面目に取り組んでいることです。一言で言えば簡単ですが、どの部署でも気の遠くなるような細々とした作業や、書類のチェックなどが多くあり、しかし皆さんは次々にやってくる仕事を着実にこなされていました。実際に仕事内容に対して、その仕事をしている人の人数が予想より格段に少ないことに驚きました。また、絶対にミスをしてはいけない業務も多く、仕事に対する真面目な態度は社会人の責任であることを実感しました。しかし、そんな職場でも、殺伐とした空気はほとんどなく、皆さん自分の仕事が大変なのに、仕事仲間への思いやりがあちこちに感じられました。インターンシップで、お忙しい中、お邪魔をしている私にも丁寧に仕事内容を教えてくださり、1人でやったほうが早い仕事を私と一緒にゆっくりしてくださったり、皆さんの思いやりを感じる場面は数えきれません。思いやりをもつことは今の私にでもできます。たとえば、挨拶だけでも、されれば気持ちいいものです。思いやりをもって行動することが職場の雰囲気をよりいいものにするのだと感じたので、これからの生活でも思いやりを少し意識しようと思います。

これから私が身に付けるべきものは「真面目さ」「責任感」「思いやり」だとわかりました。どれもよく聞く言葉で、ありふれたもののように感じますが、実際に社会で働く方たちを見て、どれも私にはまだまだ足りないものだと思いました。また、課長が日誌に「どんな仕事の先にも人が見える」「それを忘れないこと」と書いてくださいました。直接お客さんとかかわる仕事ではなくとも、その仕事はお客さんに繋がっている、すべての仕事は人のためになっているということを忘れず仕事ができる社会人になりたいです。