【2013年参加】 香川大学 農学部 M.Nさん

私は、社会にいち早く貢献できる人材の育成という名目で立ち上げられた「鍛えあげインターンシップ」に5日間参加させていたただきました。
受け入れていただいた組織はJA香川県で、このインターンシップを通じてとても多くの事を経験、学ばせていただくことができました。
この5日間は非常に充実したものでした。特に農家の方や現場作業の方々、JA香川県の職員の方々と直接コミュニケーションをとる機会があり、農家、農業法人(企業的な農業経営を行う法人)のことや、JA香川県のことについてより身近に体感することが出来ました。

実際に行ったインターンシップの内容については、1日目の午前中に、JA香川県綾坂地区営農センターでJA香川県の現状及び作物の出荷高などについての座学を受け、午後から坂出園芸センターで地元農家の方々を交えての来季栽培作物を決める会議に参加させていただきました。2日目、3日目は、主に坂出園芸センター内の集荷場でエダマメの選別や袋詰め、4日目にはネギの計量及び包装を行いました。最終日は晴れていたということ もあり、ブロッコリーの苗を室内育成場から日光の下に移動させ、水やりができる状態にしました。それ以外は前日と同様の作業を行いました。本来であれば、 ブロッコリーの苗などを圃場に定植させる作業などをさせていただける予定でしたが、度重なる悪天候の為、行うことはできませんでした。
作業自 体は単調なものでしたが、予想以上に大変な仕事でした。また、どの作業工程も非常に重要なものであり、ミスはその後の工程に響き、最終的には信頼に関わる 問題に発展する場合もあるということを学びました。職員の方々はその事を踏まえ、迅速、且つ的確に作業をやっておられました。このような点で、農業の現状 や仕事に対する誇りなど、普段の学生生活では経験できないようなことをこのインターンシップで学ばせていただきました。

今回の 経験を通じて、働くとはどのようなものかを具体化することができ、職員の方々のように社会に出て働いていくということについて考える機会が得られ、大変充 実した1週間を過ごすことが出来ました。私は、これからの大学生活の残り時間をより充実したものしていきたいと考え、また、自分の満足できる就職活動を行 い、そして自分の納得できる仕事に就けるよう、今回学んだことを活かし精進したいと考えています。
最後になりましたが、今回このような機会を与えてくださったJA香川県の職員の方々に心より感謝いたします。