【2017年参加】 香川大学 農学部 T.Nさん

事前打ち合わせの時に仕事の開始時間が朝6時からと聞き、きちんと早起きできるだろうかという不安が募りました。実際、インターンシップ中に遅刻することはありませんでしたが、毎日この時間に起きて働くのはとてもしんどいことだと実感しました。早起きに加えて、広野牧場でやった仕事は机に向かってやるようなものではなく、体を張って牛の世話をするという体力のいるものでした。子牛でも力が強く、私の全力でも敵わなくて自身の体力のなさを痛感しました。牛の扱いに慣れていなかったというのもあるとは思いますが、特に生後2日までの子牛にミルクをあげる作業が一番苦戦しました。中々飲んでくれない子は社員さんに代わってもらったのですが、社員さんはあっという間にミルクをあげることに成功していて、経験の差を感じました。ミルクをあげるだけに関わらず、その他の重労働も軽々とこなしていて、牧場で働くのは男女関係なく力仕事を科せられるため、力がつくのだろうなと感じました。その結果、私もインターンシップ終了時には以前より少しだけ体力がついたような気がします。
毎日同じ仕事をするにつれ大体の作業の流れも分かってきて、自分でも次はこれをすればいいのかなと考えるようになりました。しかし、次の作業を確認しても自分が次やろうと思っていた内容とは異なる作業を指示されて、まだまだ最善を選択できていないことを実感しました。私がやったのは比較的作業内容が簡単なものだったので支障はありませんでしたが、もっと重大で責任を持たなければいけない選択を迫られたとき果たして自分は最善の答えを選ぶことが出来るのか、出来るようになるために様々な経験をしていかなければならないということを教わりました。
一日だけ、午後の仕事をお休みさせていただいて広野さんと他のインターンシップ生と一緒にパンを作ったのですが、その時間は実に有意義なものとなりました。若者の食の関心の低さについて話し合ったり、広野さんが起業するまでのお話を聞かせていただいたりと自分の将来について深く考えさせられる時間でした。今回は動物が好きだからという理由で広野牧場をインターンシップ先に志願しましたが、牛の搾乳や世話など実際に働いてみて、力仕事は私にあまり向いていないのかもしれないと感じました。好きなものが必ずしも自分に合った仕事とは限らないですが、合わなくても自分の好きなことに関われるなら長続きもするのではないかと思います。
最後に、仕事である以上労働時間が8時間より長くなってしまうことがあるのは仕方がないとは分かっているのですが、毎日9時間労働となってしまったのは少々不服とするところです。ただ、8時間で終わるためにも自らの作業効率のアップが必要だとは感じております。
インターンシップを通して仕事とはどれほど大変で、一人ひとりが責任を持ち、協力していかなければならないものなのかを知りました。このことについては全ての職業において当てはまるものだと思うので、心にしっかりと留めたいと思います。