【2020年参加】 香川大学 法学部 O.Nさん

私は9月7日から11日の5日間、四国財務局の鍛えあげインターンシップに参加した。
私が財務局のインターンシップに参加した理由は2つある。1つ目は、以前から公務員の仕事に興味があったからである。特に、国家公務員については、国という大きなスケールで仕事をしていることは分かるが、業務内容が想像できず、どのような仕事をしているのか興味があった。2つ目は、大学の寄附講座である『地域財務金融行政』を受講したことで財務局の存在を知り、興味を持ったからである。もともと金融や財政といった分野に興味があったため、財務局の詳しい業務内容を知りたいと思い参加した。

5日間、財務局の多岐にわたる業務について学習した。座学だけでなく、実際に現地を訪れる現地実習も多くあった。私は5日間行った実習の中でも特に国有財産の総合調整についてと、政策アイデアの検討のグループワークが心に残っている。
財務局は国有財産の総合調整を担っているが、国有財産を最適利用するために、各方面の調整を行いながら配置換えを検討し、場合によってはよりよい施設運営のために地方公共団体などとも協力しながら設置するなど、まちづくりとも密接な、大規模な業務を行っていることが分かった。また、利用しなくなった国有財産に関しては、適切に処分するため、売却などの手続きを取っており、公正・公平を保つため一般の方でも購入できるように広く開示していることが分かった。
また、政策アイデアの検討では、まんのう町について取り上げ、財務局の若手PTの方と一緒に活動した。私は、「観光」の視点からRESASといわれる地域経済分析システムを利用し、分析結果をもとに資料を作成・発表した。発表はかなり緊張したが、同じグループだったPTの方たちがたくさんフォローしてくださり、なんとか乗り越えることができた。地方自治体の若手職員との交流というところで、財務局はこのように地方創生に関する分析や提言も行うことがあると知った。若手PTとは若手プロジェクトチームの事で、地域貢献を軸に活動を行っていることも分かった。

この5日間のインターンシップを通して財務局の業務は多岐にわたること、そしてその業務内容について深く知ることができ、大変有意義な時間となった。資料を使っての概要説明だけでなく、実際に現地に行っての活動もあったため、実際にどのように働くのかが想像しやすかった。
最後に、今回、コロナ禍でたくさんのインターンシップが中止やオンラインでの実施となる中、私たちをインターンシップ生として受け入れてくださった四国財務局の方には本当に感謝しています。短い期間ではありましたが、たくさんの職員の方からお話を伺えて、財務局の業務内容だけでなく、職場の雰囲気を感じ取ることができました。本当にありがとうございました。