【2020年参加】 香川大学 法学部 M.Rさん

財務局のインターンシップに参加した理由は、以前、大学で財務局の寄付講座を受講していたが、イメージしづらかった財務局の仕事内容を知るためだった。
まず、合同庁舎の新しさに驚いた。どこをみてもきれいで、働く環境としてはとてもいいなと思った。

一日目、まずオリエンテーションで日誌やアンケートについて電子化することに決まり、勝手なイメージだが、公務員は紙メインで仕事をしてそうというイメージを持っていたので、いい意味で裏切られた。また、そのオリエンテーションで、確認作業として財務局では読み合わせをすることを教わった。「・」まで「ポツ」と読むことを聞き、書類の厳格さが求められる財務局ならではだなと思った。午後からは、災害査定の現地調査を行った。大きな金額の決定をその場ですることに驚いた。
二日目、経済調査の業務を高松空港、丸亀町商店街で行った。そこで、二つの場所がどういう考えで運営しているのかを教えてもらい、また、これからコロナウイルスの影響を店舗に聞いていかなければならないが、どの店舗にどんなことを聞くのかが難しいということも聞き、個人的に一番楽しい実習だった。
三日目、公務員宿舎の実習を行った。これが一番意外な仕事内容だった。生活できる環境になっているかみていくのだが、古いところはお風呂の仕組みがみたことのないものだったので驚いた。後で若手の職員の方に宿舎に住んでいるか聞いたが、住んでいる方が見つからなかったので、住んでいる方に感想を聞いてみたかった。午後は国有財産の最適利用について現地に行きながら学んだが、どうしたら予算を削減できるかを考えるのは楽しかった。
四日目、普通財産の管理処分について学んだ。やはり、普通の土地と同じで、使いづらい土地は売れにくいことが分かった。旧四国財務局を見に行ったが、きれいな合同庁舎に移ってよかったなと思った。午後は若手の職員の方とRESASを使って政策発表を行った。自分と年の近い方との話し合いはいい刺激になった。
五日目、予算執行調査について発表を行った。ここでは、自分の発表がうまくいかず、もっと発表前にリハーサルするべきだったなと思い知らされた。午後には、EDINETの使い方を教わり、企業のいろんな情報を集めやすいことが分かり、これからの就活の役にも立ちそうだなと思った。

五日間を終え、財務局の仕事内容に関しイメージできるようになった。他に企業のインターンシップに参加しているため、考え方に明らかな違いがあることが分かった。滅多にできる経験ではないので、将来を考える上でとても参考になった。