【2019年参加】 香川大学 法学部 F.Aさん

今回、財務局の鍛えあげインターンシップに参加したことで、財務局の多岐にわたる業務についての理解を深めることができた。特に、実習が多く設けられており、職員の方に事業の説明をしていただきながらその現場を見たり、実際の業務を体験したりすることができたため、机上の学習だけでは学ぶことのできない、業務の面白さや、やりがい、難しさを肌で感じることができた。
どの実習においても多くの事を学ぶことができたが、その中でも、三日目に行った国有財産の統括事務の現地実習と四日目に行った政策アイデアの作成が特に印象に残っている。現地実習では、国公有財産の最適利用事案に関する丸亀市内の現場を実際に見たことで、市の中心部において市の将来のために異なる施設間の調整を図りながら、効率的な施設の移転を行うことの偉大さを感じた。規模の大きい業務であるため、責任は重大であるが、その分やりがいも大きなものであるだろうと感じられた。この総括の業務は、まちづくりにも密接に関わるため、国と地域の架け橋となることを実感することのできる業務であると感じ、非常に魅力的であった。また、政策アイデアの作成では、財務局の若手PTの方と善通寺市役所の方とのグループで善通寺市における地方創生のための政策提案書を作成し、パワーポイントを使ってのプレゼンテーションを行った。限られた時間の中で慣れない作業を行う必要があったため、大変難しかった。テーマを決めてからも、中々良い政策案をまとめることができず、職員の方に手伝っていただいてやっと完成させることができた。しかし、元々はあまり知らなかった善通寺市の課題点や、その原因、それに対する解決策と効果についてグループで考えることの楽しさ、また、その地の特徴を活かした地方創生のための政策を考えることの面白さを感じることができた。この作業を通して、創造力をもって考えること、作業のスケジューリングを確実にもっておくことが政策を考えるうえで、重要なカギとなることを学んだ。また、プレゼンテーションをする際には、聞き手に伝わりやすい論理展開を意識することが大切だということを感じた。
私は法学部開設科目である財務局の特別講義を履修していたため、財務局の業務について、ある程度理解しているつもりであったが、今回のインターンシップに参加したことで、知らなかった業務や、興味深い業務に出会うことができた。また、座学だけではイメージがわきにくい業務についても、現地実習などを通して深く学ぶことができたため、毎日が新鮮であり、非常に有意義な時間であった。
今回、財務局の鍛えあげインターンシップに参加し、本当に良かった。5日間大変お世話になりました。
ありがとうございました。