【2018年参加】 香川大学 経済学部 U.Sさん

私は財務局での5日間を通してとても充実した経験をすることができました。このインターンシップでは四国財務局が財務省の出先機関としてどのような業務を行っているのかを体験することができます。私はこのインターンシップを受けるまで、四国財務局について全く知りませんでした。最初のイメージは、名前の通り国のお金に関する業務が中心というものでしたが、実際に業務を体験していると非常に幅の広い仕事を行っていることがわかりました。四国財務局では、国の予算に関することはもちろん、金融機関の監督や国有財産の管理、地域の経済調査などを行っています。それ以外にも少子高齢化によって起こりうる問題を解決するために必要な、地方創生にも大きく力を注いでいることも教わりました。私は5日間を通して各業務を担当している部署の職員の方々に詳しく説明していただいたおかげで四国財務局のしている仕事をよく理解することができました。インターンシップ期間中は毎日異なる業務について説明や現地実習があったので、別の企業のインターンシップに行ったかのような感覚を味わいました。

このように日々新鮮な体験ができるだけでなく、若手職員との交流の機会が多いこともとても貴重な体験になりました。特に私が一番印象に残っているのは若手職員の人たちと一緒に地方創生に関するプレゼンテーションを行う時間でした。これは地域の課題を発見しどのような解決策を行うかを考えてパワーポイントを作成し発表するまでの一連の流れを若手職員と3名チームになって行うというものでした。私はこのような課題には苦手意識を持っていたのですが、同じチームの若手職員の人たちが的確なアドバイスやフォローをしていただいたおかげでとても納得のいくプレゼンをすることができました。この時間で、私は社会人の人たちの物の見方や、経験値の違いというものを実感し、社会に出て仕事をしている人たちのすごさを目の当たりにしました。私はまだ学生で、社会人としての自覚をもって業務に当たることの大変さを知らないことや、業務に必要な知識や力が足りないのは当たり前のことだと思います。だからこそ、これらを就職して数年足らずで身に着けられることがすごいと感じました。どの人も財務局で働くことに対してやりがいを感じているように見えたのもそのことに影響しているのではないかと思います。

このプレゼンだけでなく、座談会なども企画していただいたおかげで社会人になってからの生活やワークライフバランスがどうなっているのについても聞くことができました。そのおかげで今後の進路選択に向けてとても大きなヒントをもらえたと思います。この5日間の経験を活かして、自分の中の選択肢をきちんと決めていきたいです。