【2023年参加】 香川大学 法学部 O.Tさん

(政策課)

今回私は、高松市役所・政策課で8月16日から22日までの5日間にわたり、インターンシップに参加させていただきました。私は大学進学のタイミングで高松市に住み始めました。その中で高松という地の生活のしやすさを感じ、市の政策に興味を持ちました。大学進学で高松に来たことから、特に移住・定住に関する政策に関心があり、インターンシップでは政策課を志望しました。また今回のインターンシップを通して、市役所職員の業務内容を知るということだけでなく、自己分析のできる機会として自分に足りないものを理解すると同時に社会人に求められるマナーを身に着けたいと考えていました。
研修では主に、政策課で行っている政策や業務内容に関する説明、懇談会への参加、「やしまーる」の見学、政策提言を行いました。高松市における最上位計画である第6次高松市総合計画が令和5年で8年における終期を迎えるため、現在政策課では次期総合計画の策定が進められており、その中でも総合計画を構成する「基本構想」や「まちづくり戦略計画」について教わりました。第6次高松市総合計画では「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」を目指し、6つのまちづくりの目標が定められており、それぞれの目標の達成のため施策・事業が行われていることを学び、中でも重点取組事業だけで83もの事業があることを知り驚きました。懇談会では、政策に関して高松市役所外の有識者から助言を得ることを目的とした会が開かれていました。このような私たちが普段では絶対に参加することができない会に参加することができて貴重な体験になったと感じました。
「やしまーる」の見学は、県外の大学生と香川大学生の交流事業における就業体験で焦点を当てた庵治石への知見を深めるため訪れていたところに同行させていただきました。この事業は、高松市と大学の連携によって行われ、高松市のブランドイメージを向上させ、若い世代に向けたシティプロモーションの実施を図ることを目的として、東京などの県外の大学生に参加していただき事業が実施されていた。私自身はこのような香川大学との連携事業が行われていることも知らなかったので、情報発信や受信の難しさも感じました。
最終日にはインターンシップ生の3人で政策提言を行いました。私たちはSNSでの情報発信の弱さを課題に挙げ、それに対するいくつかの改善案を示しました。発表準備の段階で職員の方からアドバイスをいただいて、ようやく完成させることができ、政策提言の大変さを肌で感じました。
インターンシップに参加する以前、政策課では職員の方が個々で政策に携わっていると考えていました。また公務員という職種のイメージから堅い雰囲気の場所だと想像していました。しかし、実際に政策課でインターンシップをしている中で、職員の方同士で何度もコミュニケーションを図っている現場を拝見し、私の想像していた雰囲気とは全く異なるものだと感じました。職員の方も「コミュニケーションを図ることを大事にしている」とおっしゃられていて、再度コミュニケーション能力の重要性を認識しました。また職員の方の学生時代のお話や、就活に関するお話を伺うことができ、自身の将来に非常に役立つ貴重な機会となりました。
最後になりましたが、インターンシップを受け入れていただいた高松市役所・政策課の職員の皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。