【2018年参加】 香川大学 経済学部 H.Kさん

今回、香川医療生活協同組合のインターンに参加させていただきました。主に高松平和病院内で、基本的な受付の業務を行ったり、医局事務の仕事を見学する他、実際に胃カメラを入れているところの見学などもさせていただきました。
私自身、初めてのインターンであり、いきなり五日間にわたるインターンに一人で参加するということで、不安もありましたが、香川医療生協の方々は雰囲気の柔らかい、話しやすい人が多く、すぐに安心することができました。受付業務を何日かやってみると、患者様の話をしっかり聞く必要のある職種であると感じました。だからこそ、そういった「聞く能力」が求められるのだろうかと思いました。後半のインターンでは、しっかり聞くこと、話しやすい雰囲気を作ることを意識してインターンに臨むことができました。今後の自分にとってプラスの経験になりました。人とのかかわりは生きていくうえで避けて通れないものなので、役立つ機会も多いのではないかと思います。
また、医局事務の見学に行った際には、医師の先生をサポートし、病院を円滑にまわす業務の大切さを知ることができました。病院内に先生方が勉強するための図書室があり、様々な医学書が置いてあったのが印象的でした。クリーニングされた白衣をロッカーに入れたりしていて、裏から支える役割を果たしていると感じました。事務は、病院内で唯一資格を持たない人の集まる場であり、看護師や医師の方々へのリスペクトをもって業務にあたる必要があるということを教えていただきました。
病院には当たり前かもしれませんが患者様がたくさんいて、症状の重い人や軽い人、種類も違っていましたが、困ったことがあって病院に来ているというのは共通していました。中には、病気や怪我、お見舞いといった医療系のこと以外で、相談にきた方も病院に来ていました。そういった方にも丁寧な対応をしているのを見て、高松平和病院が、地域で果たしている役割を知ることができたように思います。
何か所か病院内の部署に行かせていただきましたが、共通しているのは病院内の他の業務に関して理解があり、それを考慮して部署同士の連携がとられていることだと思います。インターンを通して学ぶことができたのは、患者様の訴えることや他の部署の状況といった、自身が所属する場所の外に目を向けて行動することが、仕事のしやすい雰囲気が作られたり、全体の業務が円滑に行われる要因になることだと思います。
私は、もともと医療関係の仕事を志望していたわけではなく、身内が医療関係の仕事をしていることから、興味本位でインターンに応募しました。ですが、今回職場の雰囲気や医療現場で働いている方々の人柄、業務内容などに直接関わってみて、自分の性格に合っていると感じたほか、今まで見えてこなかった「自分がやりたいこと」がわかったように思いました。