【2022年参加】 香川大学 経済学部 T.Bさん

8月29日から9月2日の5日間で厚生労働省 四国厚生支局のインターンシップに参加させていただいた。厚生労働省 四国厚生支局は社会保障政策を推進する厚生労働省のブロック行政機関の一つとして、年金、健康福祉、医療、麻薬取締など広範な行政サービスを行っている。私がこのインターンシップを志望した理由としては、大学の講義で年金制度について興味を持ったことがきっかけで、その仕組みを支えている機関のひとつである厚生労働省の仕事について知りたいと思ったからである。
インターンシップは各部門の業務説明からスタートし、5日間で年金部門の年金管理課、健康福祉部門の健康福祉課、地域包括ケア推進課、医療指導部門の指導監査課、医療課さらに麻薬取締部で業務体験させていただいた。
このインターンシップを通して私が感じたことが2つある。
1つ目は、厚生労働省は国の機関ということもあり、以前は遠くに感じていたが、各課での業務を体験する中で、さまざまな点で私たちの生活につながりがあるということである。
例えば、医療指導部門の指導監査課の業務の一つに施設基準の審査がある。この業務は定められた要件を満たしているかについて、関係書類等で確認を行い、承認通知を作成、送付するというものである。これは、私たちが医療機関を受診した際の診療報酬点数に関わるものとなっている。このように、厚生労働省の業務は制度という点で私たちの生活に関連し、私たちの生活を支えてくれていると感じた。
2つ目は、国の機関であるために責任感とやりがいが大きいことである。
厚生労働省 四国厚生支局の業務には、四国管内市町村の交付金の審査であったり、補助金や養成施設の指導調査、保険医療機関等の疑義照会の対応などがある。これらの業務は対役所や医療機関であるため、扱う業務の規模も大きく、制度などを運営していく上で、中心的な役割を担っているのだと強く感じられた。ここから、責任感とやりがいの大きさを感じた。
これら2つは国の機関ならではの特徴であると私は思う。
私は2年生でこのインターンシップに参加させていただいた。正直なところ、就職活動のための知識はなかったが、将来、どのような職業に就きたいかを少しでも明確にしたいという思いが強かった。このインターンシップを通して、厚生労働省 四国厚生支局の業務について理解が深まっただけでなく、社会人として働くことへのイメージも湧き、働くことが少し楽しみになった。年金制度を入口として知った厚生労働省の仕事であったが、他の業務も興味深いものであり、視野を広げるよい機会となった。このような経験はここからさらに本格的になってくる就職活動への意識を高めてくれるものとなり、しっかり活かしていきたいと思う。