【2023年参加】 香川大学 農学部  H・Hさん

香川県警察で5日間のインターンシップに参加させていただいた。
1日目は、装備品の見学や警察組織の概要、生活安全部についてや特殊詐欺を中心とした犯罪情勢についてお話を伺ったり、広報啓発資料の作成を行ったりした。私は警察組織についてはドラマで見るイメージしかなかったため、たくさんの方のお話を聞いて警察官としてのイメージが少しだけわいた。
広報啓発資料では、「闇バイト」についてのチラシを作成した。チラシは普段生活しているとよく目にするものだが、実際に自分で作るとなるとすごく難しかった。人の目にとまる、なおかつチラシに目を通してもらうためには、配色や字体、レイアウトなど作成に工夫が必要だと感じた。
2日目は、通信指令室や交通管制センター、科学捜査研究所、第一分庁舎、警察学校の見学を行った。第一分庁舎では、交通機動隊や自動車警ら隊、移動交番車の見学や護身術体験を行った。通信指令室では、「110番で事件の状況を聞きながら、警察官はすでに現場に向かっている」とおっしゃっていたのが印象に残っている。警察組織で連携ができていて、最善の対応がされていることを聞いてとても安心だと思った。第一分庁舎では、女性警察官の方のお話がとても印象に残っている。私自身、将来は結婚して子供が欲しいと考えており、そのうえで仕事も続けていきたいと思っているため、実際に子育てと仕事の両立ができている女性警察官の方は輝いており、私も将来そのような警察官になりたいと強く思った。
3日目は、サイバーについての基礎的なことを学び、実際にあった事件のお話を伺ったり、画像から場所を特定したり過去のツイートやホームページの検索などサイバー捜査に使われるツールやインターネットの利用方法について学んだ。また、学んだツールやサービスを利用した犯罪捜査体験や、インターネット上に存在する偽サイトを見つけるといったサイバーパトロール体験を行った。コロナ禍に伴ってインターネットの利用が普及し、サイバー空間は全国民が参加する公共空間となったことから、サイバー犯罪が増加しているということを知り、遠い話ではなく身近に起きることだと実感した。スマートフォンやパソコンは便利なツールである反面、危険もたくさん潜んでいると感じたため、利用方法には十分に注意を払う必要があると感じたし、正しい知識を身につけて詐欺サイトが表示された際には冷静な判断を行う必要があると分かった。
4日目は、イオンモールで広報啓発資料の配布を行ったり、非行防止教室を行うための資料をパワーポイントで作成したりした。イオンモールで行ったキャンペーンでは特殊詐欺に気を付けてくださいという呼びかけに対して「気を付けます!」と言ってくださったり、地域の方から感謝されたりして非常にやりがいを感じた。
5日目は、非行防止教室の発表を行い、被害者支援体験を行った後、インターン総括とし全日程を終了した。発表は警察官の方の前で行い、慣れないことばかりで難しかった。
5日間のインターンシップを通して普段生活しているだけでは絶対にできない体験をさせてくださった香川県警察の皆様には本当に感謝したい。インターンシップに参加して本当によかったし、警察組織についてもたくさん知ることができたので、改めて警察官になりたいと強く思った。