【2023年参加】 香川大学 農学部  K・Mさん

今回のインターンシップを通じて、警察官になりたいという気持ちが強まった。
私がもともとこのインターンシップに応募したのは、公安の仕事に興味があったからでむしろ海上保安官になりたいと考えていた。しかし、警察官の仕事はとても幅広く犯罪から被害者を生まない、加害者も生まないために防犯に力を入れたり、近年多様化する犯罪の一つであるサイバー犯罪の取り締まりに力を入れたりしていることがわかった。
この5日間様々な部門を経験することで、自分が警察官として働いてもサイバー犯罪や防犯に力を入れたいという明確な目標を持つことができ非常に魅力的な職業だと感じた。また、警察官だけでなく警察行政事務や科学捜査研究員という職業もあり、警察官だけでなくほかの職業への関心も持つことができた。
まず、1日目は、警察官の仕事はドラマで見るような犯人を捕まえ、住民の安全を守ることだけではなく、犯罪防止対策をとられたり交通安全対策を取られたりと幅広い印象を受けた。そのため、自分に合った部門、自分がやりたいことを警察官になった後でも見つけられることがとても魅力的だと感じた。また、警察本部内で出会ったすべての方が笑顔であいさつしてくださり、明るい職場だと感じた。
2日目は施設見学を行い、科学捜査研究所の法医課でルミノール反応を見たが、1年前に付着した血液であっても反応が現れるので捜査技術の高さに感心した。またそこで働いている方は、法医係ではあるものの医学系出身の方だけでなく理学部や農学部の方もいらっしゃって異なる学部の強みを生かした科学捜査が行われていると知ることができた。
3日目はサイバー犯罪対策に主に取り組み、実際に犯人が犯行に用いた手段を知り、どんなきっかけで犯人に個人情報が特定されてしまうかわからない怖さを感じた。
4日目は少年非行について学び、私は中でも性犯罪に興味を持ったので性犯罪に関する資料を作成した。SNSが小、中、高校生と若い世代にも広がったことで若い被害者が増えるだけでなく、加害者にもなるケースが増えている。相手も傷つけない、自分自身も傷つけないために正しいSNSの使い方を見直してほしい、SNSの怖さを再確認して欲しいという思いを込めて資料作製した。
5日目は、この資料を基に学校で発表を行うという想定で、複数の警察官の前で発表した。とても緊張したが大学生の今の私にしか伝えられないことを発表しようと考えていたので、実際に警察官の方にも伝わったと感じる。ぜひ今後の実際の防犯の教育場面でも使われてほしい。
最初に述べたように私は防犯に強い関心を持ち、この5日間特に印象的だった活動はイオン高松店で行った防犯キャンペーンである。私は人と関わることが好きで、実際にスーパーマーケットでレジのアルバイトをしている。私は、そこで困っていそうなお客様がいらっしゃったら声をかけたり、お手伝いをしたりする。そこで、お客様に感謝されるととても嬉しく、今後も頑張っていこうと思える。今回のキャンペーンでも、老若男女様々な買い物客の方にお声がけをして、「そのようなことがあるのだね。気を付けるわ。ご苦労様。」などと言っていただけた時にはポスターを作成して良かった、お声がけをしてよかったと心から思えた。また、警察官は地域の住民の方と密接に関わったお仕事だと思うので、この日出会った方々の笑顔を守りたいと強く思えた。
最後に香川県警でインターンシップに参加することができてとても良かった。今までのとても怖いと思っていた警察官への見方が変わり、今回お会いした方々はとてもやさしくやりがいをもってそれぞれの部門の業務をされていた。また、街中で見かけるとかっこいい、私もなりたいと強く思うようになった。今回学んだことを今後の学校生活でも生かしたい。