【2021年参加】 香川大学 経済学部  S.Aさん

今回の香川県警察インターンシップは、当初香川県警察本部にて行われる予定であった。しかし、コロナウイルスの蔓延により香川県でもまん延防止等重点措置が実施されたため、オンラインでの開催となった。警察の方はオンラインでの開催が初めてで、慣れていないために、かなり苦労しているとのことだった。同じく大学から斡旋されたインターン先企業がインターン中止を決定をする中で、香川県警の柔軟な対応によりオンラインでの開催としていただいた。オンラインの開催によりプログラムの変更がなされ多くの実習か中止となったが、外から中継をつなげるなどして屋外で行われる予定であった活動も画面越しから体験することができた。私の中で、警察というとなかなか固く、官僚的な組織であり柔軟な対応が苦手であるイメージがあったが、そのイメージが払拭された。
また、今回県警察採用係が中心となってインターンが実施されたが、他にも多くの部署の方々がインターン生に仕事現場の紹介をしてくれた。警察官の方々は仕事柄やはり強面の方が多いと思っていたのであるが、非常に優しい方ばかりで、犯罪者に対する厳しい顔と市民に対する思いやりの顔の二つを持ち合わせているのだと知ることができた。

警察官のプライベートについて紹介する講義は私の中で深く印象に残っている。先ほど、警察は犯罪者に対する顔、市民に対する顔、二つを持っていると述べた。同じく、警察官はプライベートもまた、厳しい職場からは想像できないような充実ぶりであった。私たちインターン生の世話を担当されていた渡邊さんの話では、警察もワークライフバランスという考え方を取り入れて、有給休暇などの福利厚生を徹底する動きが盛んであるという。昔は、警察官のプライベートは無いに等しいものであった。警察は激務であるという世間のイメージ通りである。しかし、年々警察就職志望者の減少によって、レベルの高い人材の確保が難しくなってからは、労働者にとって魅力的な職場づくりを目指して福利厚生を徹底しているという。私はそうでなくても、警察官を志望する思いは変わらないが、それでもありがたいことだと思った。やはり、安心して警察就職を目指し、人間らしく働いてもらうという目標を掲げる香川県警は素晴らしいと思った。

今回の香川県警察インターンシップによって私の就職活動の計画をはっきりとさせることができた。警察を第一志望とすることが決定したからである。これから警察への就職を目指して筆記、体力テストに向けて準備をしていきたい。