【2020年参加】 香川大学 法学部 Y.Hさん

今回のインターンシップでは、香川県警察様へ伺いました。インターンシップの中心的な内容は「交通死亡事故の抑止」でした。
交通事故の例を受けて、対策を各班に分かれてプレゼンテーションを行い、対策を「交通安全教育・広報」の観点から考えることとなりました。
複数人で話し合うことによって、自分では出せないアイデアや、お互いの考え方がわかりとても有意義な時間となりました。説得力のある説明をするためには、結論がまとまっていたとしても、それには実際のデータを基に、裏付けが必要であるということがわかりました。そのデータを集める・利用することも一人ではできず、それぞれの担当の方が協力し合ってできていることなのだと感じました。

どうすれば伝わりやすいのかということについて限られた時間の方で協議を行い、一つの形として発表したことはとても達成感がありました。また、私自身が知らないことを人に伝えるためには、自分の中で当たり前にしておかなければ説得力はないと感じ、これから社会人になれば自分の行動には責任を持たなければならないとわかりました。発表においては、これからできること・改善点ばかりを発表しましたが、最後の総評では、実際の交通事故における対策においては、地域の人が交通事故なく安心して通行できることを前提とした交通安全対策であるため、警察ではできないことをむしろ説明しなければならないと聞き、確かにそのとおりであるのにできていなかったなと思いました。

最後に警察という仕事に対して、今回のインターンシップに参加するまで、漠然としたあこがれはあったが、実際の仕事については、やりがいの反面、とても厳しく体を休めることもほとんどなく、家庭に参加することは少ないというイメージでした。しかし、働き方改革において、効率よく時間内に仕事を終えて定時に帰ることを推進しており、女性に加え男性の育休や夏季特別休暇の推進など、仕事以外の生活に対して柔軟に対応できるようになっているということを知りました。特に男性の育休を推進しており、実際に取得している方がいることについて、まだあまり一般的にはなっていない制度だと思っていましたが、積極的に導入されていることを知り、福利厚生面はとても充実していると感じました。

交通安全対策においても、警察組織だけではできないことを他の機関と協力して行っていることがわかりました。警察官の仕事を支えている警察行政事務という仕事においても、別の職業と扱われているのではなく、警察官と共に、警察の業務を支えているのだということを知りました。今回参加するまでは、具体的な業務を知らなかった警察行政事務という職業でしたが、警察官の仕事を支え、地域の人のために働くということにとても魅力を感じました。警察においても、他の公務員であっても異動によって多岐に渡る職務内容のある仕事であるが、どの仕事を行う場合であっても、地域の人の笑顔を守るなど主軸となる考えがあれば、なんらかのかたちでその目標に関わっているのであり、自分の仕事に自信と誇りを持って仕事ができるということがわりました。
今回のインターンシップで感じたことをこれからの就職活動、また仕事をするようになったときに、活かしていきたいと思います。