【2020年参加】 香川大学 法学部 M.Sさん

香川県警察の鍛え上げインターンシップに五日間参加した。今回は主に交通部の仕事について体験した。
初めは不安もあり非常に緊張していたが、香川県警察の方たちが温かく迎え入れてくださり、緊張が解け、和やかな雰囲気で進んでいったのでとてもやりやすかった。

初日は顔合わせや自己紹介を行い、組織概要の説明などを受けた。今まで警察についてザックリとしか知らなかったが、ここで警察組織についてや警察行政事務、香川県警察で行われている働き方改革などについて説明してもらった。警察で働くには警察官になるだけと思っていたが、警察行政事務職員という仕事があるというのは知らなかったので知ることができてよかった。
二日目は交通死亡事故現場点検の体験をした。現場点検がどういうものか詳しく知らず、警察だけでやるものと思っていたが、道路管理者である県や市の職員や地域住民など多くの方が関わっているということが分かった。現場で対策を協議、検討していると様々な立場の方がいるため多くの意見が出てくる。だが、対策一つ一つ検討していくと立場の違いによって意見が変わる。自分では有効と思った対策も立場、視点が違うと反対意見が出てくる。立場、視点の違いによってメリット、デメリットがそれぞれ見えてきて、意見が異なってくる。現場点検を通して一つの視点だけでは見えてこないことがあるという事が分かった。今後は様々な視点から柔軟に物事を考えていきたい。
三日目、四日目は主に施設の見学を行った。施設や設備がどのようなことをする場所なのかやどういうものなのかを知ることができた。普段見ることができないものなのでいろいろと見ることができよかった。交通鑑識模擬体験や鑑識体験も行ったが想像以上に地道で細かい作業だった。基本的に機械ではなく、人が手作業で行っている。少し体験しただけだが、大変さがよく分かった。
五日目の最終日は現場点検結果プレゼンテーションを行った。準備する時間が短く大変だったが、班で協力して進めることができたと思う。実際に現場点検を体験してみて、その中で自分たちが考えた対策などをまとめて発表したが、普段から人前でプレゼンテーションをする機会は少ないので貴重な経験になった。

インターンシップを通して多くの貴重な体験をすることができたので良かった。自分が普段深く考えてなかったことにも意味があるということが分かり、自分の認識の甘さや視野の狭さなどを見つめ直すことができた。非常に充実した五日間を過ごすことができた。いろんな体験ができたり、一部ではあるが警察の仕事を知ることができたり、自分の認識や考えを見つめ直すきっかけになったりと多くのことを学ぶことができたので、今回インターンシップに参加して良かった。