【2018年参加】 香川大学 法学部 S.Iさん

香川県警察のインターンシップに参加させていただき、普段はできない様々な経験をさせていただいた。ここでは、5日間を通してのインターンシップに参加した感想を述べる。
このインターンシップにおける私たちの課題は、警察業務を知ることと人前でうまく話すことの2つだった。
警察業務について、初日には治安情勢や警察組織の概要について学んだ上で、見学、体験をさせていただいた。鑑識活動体験では、自分の指紋を取る経験をさせていただき、紙についた指紋さえもしっかりとることができることを学んだ。テレビでしか見たことのない道具が目の前に並び心が弾む気持ちを抑え、真剣に取り組んだ。また、交通管制センターや通信指令室の見学では、警察官の方々が常に県民の安全を見守っていることを実感した。
このような体験、見学以外にも、空いた時間に職員の方が業務や学生時代について話してくれ、今まで以上に香川県警察への思いが強まった。
人前でうまく話すことについて、インターンシップ初日の自己紹介で私たちはその難しさを知った。憧れの香川県警察の皆様がいらっしゃる前での自己紹介は緊張で声が上ずり、考えていた内容もうまくでてこず、1日目にして自分の弱みを知った。話すこと、伝えることが得意だと思っていた私はまだまだ未熟だったことを学び、どんな人の前でもどんな場面でもうまく話せるようになることを私のこれからの課題とすることにした。
プレゼンテーションスキルアップ講習では、身振り手振りを付けて話すことやアイコンタクトをすること、話の間に「えー」と言わない、といったことを学んだ。ここで学んだことを気にするだけで、少し話すのがうまくなったように感じた。
不審者侵入訓練では小学校へ訪問し、小学生向けの訓練と先生方向けの訓練を見学させていただいた。そこでは緊張感のある訓練がなされており、警察官の方々が県民の安全・安心を第一に考えているということを改めて感じた。非行防止教室においても、少年課の方々の伝え方、話し方に感動した。この非行防止教室では、私たちも小学生を前に話す経験をさせていただいた。自己紹介をした初日に比べると上達していたものの、まだまだ課題が残ることを思い知った。警察官は、すべての県民に対して安全を守っていかなくてはならないため、小学生に向けても大人に向けてもうまく伝える力が必要であることを知った。
最後に、自転車盗難防止啓発ポスターを作成し、生活安全課の方々に見ていただいた。短い言葉と絵や写真で伝えるポスターを作成するには、県民の方々が見てどう思うか、細かく考えることが大切だということを知った。私たちの作ったポスターに、生活安全課の方々が審査、講評をしてくださった。私たちの作成したポスターから、私たちが考えていた以上のことを読み取ってくださり、生活安全課の方々は常に様々な視点から防犯について考えていることを知り、感銘を受けた。
この5日間を通して、私のこれからの学生生活においての課題が明確になった。香川県警察で働いてみたいという気持ちがさらに深まり、さらに努力を重ねていこうと決心した。