【2021年参加】 香川大学 経済学部  H.Tさん

10月4日から8日までの5日間、全国共済農業協同組合連合会香川県本部(JA共済連)のインターンシップに参加させていただいた。JA共済連は、JAグループの中核組織の一つであり、JAと連携・協調して共済(≒保険)の領域を担っている。私がインターンシップを志望した理由は、地域振興や貢献に興味があり、保険という観点から地域に携わっているJA共済連の業務や取り組みを深く知りたいと考えたからである。

5日間を通して、管理部、普及部、業務部、自動車損害調査部の計4つの部署で、郵便発送や備品注文、台風被害査定、事故の現場調査、キャンペーン情報の入力など、デスクワークから現場まで、様々な業務を体験させていただいた。各部署での業務を通して、印象的だったことが3点ある。1点目は、仕事に対する責任感だ。郵便物のWチェックなど、ミスや確認忘れを回避するための行動が印象的で、企業の信用を保つための行動でもあると理解した。2点目は、相手の立場に立つことだ。台風被害査定の際、相手方に分かりやすい、伝わりやすいように詳しく被害の状況等を説明していること、共済説明の際、組合員の方の年齢を考慮して、用いる資料媒体を使い分けていることが印象的であった。3点目は、職員の方同士の配慮や気遣いだ。配慮や気遣いが、働きやすい職場環境に繋がること、仕事は1人ではなく、相互の支えがあって成立していることを実感した。

今回のインターンシップを通して、JA共済連について理解が深まっただけでなく、自身の成長に繋がる様々な経験を積むことができたと考える。JA=農業というイメージを持っていた。しかしJA共済連では、他企業には類をみないひと・いえ・くるまの総合保障という仕組みをJAと連携して普及推進している。安心を提供し、地域の人々の「くらし」をトータルで支えている点が、地域貢献に興味のある私にとって大変魅力的であった。働いている方から直接お話を聞く機会は滅多にない。そのため、職員の方々との意見交換会は、大変有意義なものであった。「会話が弾むようなコミュニケーション能力も大切だが、相手が言いたい、伝えたいことを理解できることが重要」「素直な心をもって、分からないことはすぐに尋ねる」という言葉が特に印象に残っている。お話を伺うことで、働くということに対してより具体的なイメージを持つことができた。

インターンシップに実際に参加しなければ分からない、貴重な体験をさせていただき、大変勉強になった。5日間を通して得た経験や知識を糧として、今後の就職活動に励んでいきたい。