【2022年参加】 香川大学 法学部 H.Kさん

5日間香川県農業協同組合にお世話になった。
この5日間の中で、自分らしさ・働く実際の姿や考えを学ぶことが出来た。
最も心に残っているのは、会話の中でお聞きした内容である。
これまで私は、中小企業の方と話す機会は何度もあったが、大きな組織について詳しくお話を聞く機会は少なかった。集荷場や支店、讃さん広場など様々な施設で働く人の思いをお聞きし親身に接して頂き、とても感謝している。そのおかげもあり、質問する楽しさや興味を持ちやすいという自分の特性も発掘することが出来た。現場に対する熱い思いを持つ方、ライフワークバランスを大切にしている方など、様々な働き方がある組織であるということを学ぶことが出来た。
次に、インターンシップを受ける後輩に向けて内容をまとめていく。
まず、初日はJA香川県について説明を受けた後、産地直売所やふれあいセンターと呼ばれる生活資材取扱い店舗、選果場や園芸センターなど様々な施設を回り、仕事内容や場所で仕事に対する考え方が違うことや現場の実情を学ぶことが出来た。
2日目は、本店内で協同組合について学んだ後、信用・共済事業部門の方から実生活に役立つ学びの時間を頂いた。また、金融窓口業務や出納室などを見学した。
3日目は、坂出物流センターで物流について学んだ。経済店舗課と購買資材課の業務内容の説明を受け、肥料を詰める作業を行った。その後、讃さん広場というファーマーズマーケットで、梨の袋詰めや広告用写真撮影などを体験した。ここでは、JA香川県が新しいことに取組んでいると感じた。
4日目は、育苗センターで実習を受けた。業務内容は、ブロッコリーの苗の積み込み作業、育成途中の苗の選別作業、いちごを夜冷装置に収納する作業などを体験した。病気による作業など、とても繊細な業務もあったが職員同士で協力して行っており、チームワークが良いとを感じた。
5日目は、午前中に園芸関連の実習を受けた。讃さんファームという体験型農場で、お昼まで収穫や撤去を体験した。讃さんファームには、地元の方が手伝いに来ており、その方々と一緒に作業を行った。午後からは、綾歌南部集荷場で集荷の流れについて学んだ。また、柿・ぶどう農家のお宅に訪問しお話を伺った。その後、香川大学が行う他大学との合同インターンシップと一緒に実習させて頂き、他の学生の意見も聞くことが出来た。この日は、組合員、農家の所得を増やすため、現場の職員が思いを持って仕事をしていると強く感じた。
私は、今回のインターンシップに参加して良かったと感じている。職員の皆さんは、温かく接してくださり、会話する中で私に興味を示してくれる方々ばかりであった。仕事というものに対しての向き合い方は人それぞれであり、自分自身は仕事に対してどう向き合っていくのか、何のために働くのか、これから意識して就職活動ひいては人生を歩んでいきたい。
最後に、5日間受け入れていただいたJA香川県の皆様には多大なる感謝を伝えてまとめとさせて頂く。