【2019年参加】 香川大学 法学部 K.Hさん

私はインターンシップを経験する以前、JAの仕事というものは農家の方のために活動するというイメージを持っていた。そこでインターンシップを通して農家の方の気持ちを理解できるように、また、実際にどのような活動が行われているかを具体的に知りたいと思い香川県農業協同組合さんでインターンシップを行うことに決めた。
5日間の中で様々な体験をさせて頂き、多くのものを得ることができた。そしてJAに対して有していたイメージが大きく変わり、JAの仕事の魅力というものを感じることができた。JAは部門が数多く存在し、その中でも営農部門は農家さんとのやり取りを行って、農業に対する指導を行ったり、収穫した農作物の販売場所を提供したりなど、もともとイメージしていた農家さんと関わる仕事を行う部門である。営農部門に関して、農業指導を行っている現場に同行させて頂いた。そこでは、葉や実をよく観察し、今後の方針や改善点など、適切な判断がなされていることがよく分かった。農業指導を行うためには、豊富な経験と膨大な知識が必要となる大変な仕事なのだろうと感じた。また、産地直売が行われており、収穫された農作物が消費者の手に届きやすいように販売されているということも分かった。香川名産の米である「おいで米」や、香川で収穫されたアスパラガスで作られたアイスが販売されているなど、農作物の新な一面を発見できたり、一度手に取ってみたいなと思わせたりする工夫がされていることが分かった。
JAで行われている仕事はこのような農家さんと関わる仕事ばかりではない。銀行業務のような信用部門、また保険業務のような共済部門での活動は地域の人々の生活に深く関わり合っている。これは農家さんだけではなく、地域に住む組合員の人の生活に寄り添い、手助けしてくれるものである。講義や支店の見学を通じてこのような活動が行われている様子を深く理解することができ、JAがとても身近なものであることが分かった。
JAでインターンシップをさせて頂き、香川県農業協同組合さんはたくさんの笑顔であふれている職場であると感じた。各部門によって関わる人は、地域の人々、農家さん、市場で働く人など様々である。そしてその様々な人と人を繋いでいき、地域を生き生きとさせるということがこの仕事のやりがいであり魅力なのであろうと感じた。また、このような活動があるからこそ、新鮮な野菜を買うことができたり、万が一のときに備えることができたり、計画的な貯蓄ができたりというように、生活を豊かにすることができるのだと思う。インターンシップを通じてでしか、経験できなかったこと、知ることができなかったこと、見ることができなかった景色をたくさん体験することができた。このインターンシこの貴重な経験をこれから本格的に始まる就職活動に存分に活かしていきたい。