【2018年参加】 香川大学 農学部 S.Dさん

今回インターンシップに取り組むまでは、農業協同組合さんはよく耳にする身近な組織ではありましたが、実際に取り組んでいる詳しい業務内容については全く知りませんでした。
各農家さんへの巡回指導を見学させて頂きましたが、指導する農家さんの人数は多く、またその範囲はとても広かったので一人で行うのはとても大変そうでした。何より、農家さんごとに栽培している植物の成長速度や病害虫管理の仕方などがバラバラだったので、より高い農業収益をあげる為に行っているが、上手く行かないことも有るのだと知りました。しかし、今回一緒に行動させて頂いた中では、どの農家さんもJA香川県さんの事を頼りにしていることがわかりました。

各農産物の講習会では、これからの作業内容・生産販売状況・病害虫防除などを議題として話が進められていました。農家さんからは農薬の使用時期や効果が高くデメリットが少ない農薬について多くの質問がありましたが、職員さんは直ぐにわかりやすく説明していたので、とても凄かったです。学生である自分からすると農薬の名前を出されても何が何だか分かりませんでした。自分も働くからには、質問が来たらその答え+αで分かりやすく説明できるような人になりたいと思います。

JA香川県の概要、取り組みについて、この五日間のインターンシップを通して、座学・体験・各農産物の部会などに参加してみて理解を深めることが出来たと思います。JAと一つの言葉にまとめても、各部署(中央地区営農センター・かんきつ共撰場・集荷場・各支店・育苗センターなど)によって行っている作業内容が異なっていたりしており、どの部署でも大変な作業であったと感じました。
また、この暑い中日下で働く職員さんにとっては、とてもハードだと思いました。特にみかんの仕上げ摘果講習会では、お昼前の日差しが強いときに行われたので、いかにわかりやすく農家さんに短い時間で伝えるかというのが、とても難しいと感じました。例に挙げると、職員さんが高温だと障害が~ppmが~などと伝えた場合、高温とは何度の事?ppmとは?と農家から質問が飛び交いました。やはり作業のほうだと農家さんの方が何倍も上手なので、職員さんは新しいことや農薬の使用方法とその概要、病害虫防除などについて主にサポートしていくのだとお聞きしました。JA 香川県さんのインターンシップに参加して分かった事は、各農家さんたちのニーズに応え、迅速に行動し、より良い農産物の生産と持続可能な農業を取り組む為、とても努力されているという事が大変分かりました。

働く上では、知識も必要であるが、いかに短くわかりやすく相手に伝えることが出来るかといったトーク力も必要だと思いました。また、農家さんへの巡回指導では、コミュニケーション能力も高くないと難しいと思いました。何事も積極的に行動していき、仕事の中で自分も成長できるよう働ければ良いなと思います。今回のインターンシップを通して自分は、在学中に様々な知識を身に付け、人々とのコミュニケーションをうまくとれるよう己を高めていきたいと思いました。短い時間ではありましたが、今回JA香川さんのインターンシップに参加して本当に良かったと思いました。