【2018年参加】 香川大学 農学部 N.Dさん

農業協同組合は営農事業、経済事業、信用事業、共済事業などさまざまな事業を行っている中で、営農事業に関して具体的にどのようなことを行っているか気になったので、インターンシップに参加させていただきました。インターンシップの内容としては、巡回指導に同行したり、イチゴの栽培管理についての講習会、みかんの仕上げ摘果講習会、担い手サポーター会、ミニトマト部会など様々な講習会に参加したり、農産物の検査業務をみたりしました。

巡回指導では担当者と生産者を訪ねて生産物の状態がどうなっているかなど、実際に話をしている姿を見ることができました。また移動中、担当者と気になっていることなどたくさん話をすることができたので、より詳しく業務内容を知ることができました。巡回指導は多くの生産者のところを訪ねるので、移動が多いことが少し大変だと思いました。また生産者とのコミュニケーションが重要で、共に生産を向上させていくためにも良い関係を築いておく必要があると思いました。
講習会では栽培管理や農薬に関して、職員と組合員の白熱した議論を目の当たりにしました。組合員のためになる方法を真剣に考え、話し合っている姿を見て、やりがいのある仕事だと思いました。
営農課では現場を訪ねて指導を行うことが重要な業務であるとともに、職員と組合員との交流の場、組合員さん同士の交流の場として講習会を行うことも重要な業務だと感じました。

農業協同組合では検査業務もあり、集荷されたものの等級判別を組合員の前で行う業務があるとわかりました。組合員のサポートをする一方で、組合員の収益に直結する等級判別を行わなくてはならないのは大変だと思いました。検査は米を目視で判断しており、知識と経験を必要とする業務で魅力ある仕事だとも思いました。インターンシップでは、検査の際穴の開いた袋にシールで穴を塞ぐことを手伝いました。穴を塞ぎ忘れると、積み上げて保存している間に穴から米が落ち、崩れ大変なことになることもあると聞き、地味な作業でしたが貼り忘れのないように注意しなければならないと思いました。
香川県農業協同組合では販売金額が1000万円を超え、担い手となる生産者に力を入れており、それぞれの生産者がどのようにすれば収益を増加させることができるかなど具体的に考えられていることには驚きました。
営農に関して、組合員とのコミュニケーションが重要で、また専門的な知識を必要とする仕事だと思いました。農業協同組合の営農事業では実際にどのようなことが行われているのか知ることができ、良かったと思います。