【2022年参加】 香川大学 農学部  S・Sさん

今回のインターンシップでは貴重な体験と共に、体力的にも精神的にも疲労が溜まった5日間でした。
仔牛のお世話では、自分の手から哺乳瓶でミルクをあげました。最初の仔牛は、順調に飲んで哺乳瓶もすぐに空っぽになりました。仔牛の可愛さに感動したのも束の間であり、仔牛の個体によってはなかなか飲み始めず、飲み始めても途中で飲むのをやめてしまうことが多いので、ちゃんと飲ますことに苦労しました。
次に、仔牛の小屋の掃除をしました。仔牛の小屋は、糞尿の処理と仔牛が寝やすいようにするためにおが屑が撒かれています。このおが屑を掃除のために、毎日小屋からかきだす作業をするのですが、この作業は骨が折れました。おが屑を出すだけでも力が必要で体力を使いますが、この作業でも個体によっては、頭突きをしてきたり、服や道具を舐めて邪魔をしたりする仔牛がいます。仔牛でも力は馬鹿にならず、道具と小屋に指を挟まれ、怪我をしそうになったことも少なくありません。また、牧場での作業は牛に直接かかわる作業がほとんどだと思っていましたがそうでもありませんでした。仔牛の小屋を高圧洗浄機での掃除がありました。
次に搾乳です。牛の足に黄色や赤のバンドがついており、牛の状態によって識別しています。私が搾乳できる牛は黄色のバンドでした。牛の搾乳をする前にはするべき過程がたくさんあります。プレディッピングという消毒やマッサージ、拭き取りといった作業が終わるまでミルカーの装着は出来ません。また、牛の数は多く、どんどん作業しないといけないため、搾乳初日は正確に素早く作業することでいっぱいでした。搾乳2日目は、搾乳以外の作業もする余裕ができました。拭き取りのための雑巾を変えたり、牛の識別番号の登録をしたりと様々な作業を積極的にできたと思います。搾乳の作業で一番苦労したのは牛が搾乳を待つ部屋の糞尿の掃除です。牛1頭の糞尿の量だけでもすごい量ですが100頭以上もの量となると糞尿の層ができるほどの量になってきます。また、臭いも強く嗚咽と涙目になりながら作業しました。毎日この作業をしている人たちには頭が上がりません。作業相手が動物なので、時・場所・場合関係なく排泄をしてきます。搾乳中に急に排泄してくるので、糞尿が飛び散ったものが体につくことも少なくありませんでした。
今回のインターンシップは、アルバイトとは違った緊張感もあり、働くことの本質に触れたような気もし、貴重な体験ができて良かったです。