【2021年参加】 香川大学 農学部  T.Kさん

私は今回、広野牧場のインターンシップに参加しました。インターンシップの期間は5日間で、牧場内のログハウスに宿泊し、業務内容としては1~3日目までは主に仔牛のお世話、4日目と5日目は搾乳作業でした。
個人的に、前半の仔牛のお世話に苦戦しました。私は体力や筋力に自信があるわけではないため、仔牛に押し負けてしまう場面も多かったです。また、哺乳瓶に入れたミルクを飲ませるという作業も行いましたが、片手で哺乳瓶をずっと持ち上げていることすらしんどいと感じました。
今回の業務を行う前は、観光牧場の体験施設などでも行われているような作業のイメージが強かったのですが、実際にインターンシップに参加することで牧場という職場での作業の大変さとともに、やりがいなども実感することができました。その他にも、広野牧場で仔牛は何十頭か飼育されていたため、水やエサの交換だけでもはじめは時間がかかっていましたが、そうした単純な作業も日数を重ねていくことで、自分なりにどのようにすれば速く作業が進み、自分も楽に仕事が出来るかなどを考えながら行動できたように思います。
搾乳作業では、手順を教えてもらったが、牛によって作業のしやすさが一頭ずつ違い、他の職員の方の動きをまねてみても上手くいかないことも多く、単純な作業とは異なり、インターンシップ中に課題を解決することは出来ませんでしたが、自分なりに作業時間内で試行錯誤することができたように感じました。

インターンシップ中は朝5~6時に指定の場所に集合する必要があり、そのためには前日の夜は何時に寝て、お風呂や洗濯は何時ごろまでには終わらせるといった一日のタイムスケジュールを自分の体力と相談しながら決めることも必要となってきました。そうした自分自身の自己管理能力を知る上でも、ログハウスの生活はためになりました。また、ログハウスにいた他の広野牧場の従業員の方とお話しする機会もあり、5日間という短い期間ではありましたが、充実した時間となりました。
上記に書いた作業などを通して、自分自身の至らない点に気付いたり、逆に褒めていただいて長所だと気づいた点もあったりしたことで、自分自身について知るよい機会となりました。