【2023年参加】 香川大学 法学部  K.Rさん

私は、8月~9月のうち7日間(約40時間)、(公財)香川県国際交流協会(通称:アイパル香川)の鍛え上げインターンシップに行きました。アイパル香川をインターンシップ先に選んだ理由は、国際交流を担う事業を行っているアイパル香川でインターンシップを行うことで、多様性溢れる社会の実現には何が必要なのか、自分の中で考えたいと思ったからです。私は将来公務員を志望していますが、今後日本社会は国際色豊かなものになっていくだろうと推測しています。そのときに、国籍関係なく地域の人々の暮らしを支えるためにはどのような努力が求められているのか、インターンシップを通して学びたいとアイパル香川でのインターンシップを希望しました。
アイパル香川でのインターンシップの内容は、主に以下の2つです。
① 各イベント補助
夏休みの間には様々なイベントがあり、私も職員の方同様スタッフとしてイベントの補助をしました。例えば、海外にルーツがある子どもを対象に開く「アイパルこどもにほんご教室」では、あまり日本語の読み書きが得意でない高校生に、日本語の文法を教えました。また、アイパル香川は災害時に多言語支援センターとしての機能をもつため、それに関する防災訓練にも取り組みました。
② 各イベントに関わる事務作業
イベントがない日には、パソコンのExcelやWordを使用して事務作業を行いました。外国語講座のアンケート集計などを行いましたが、操作が分からなくても職員の方々が優しく教えてくださりました。また、外国語講座を紹介する掲示物の飾り付けなどもさせていただき、本当に幅広い分野の仕事を体験することができました。
職場の温かい雰囲気や、動きやすい服装での参加ということもあり、最後まで楽しくインターンシップを行うことができました。職員の皆さんには心から感謝しています。また、「ダイバーシティー社会に必要なことは何か」という問いに対する答えは、見つかりませんでした。なぜなら、職員の方々は「相手の国籍が違う」からといって何か対応を変えることをしていなかったからです。その様子を見て、「配慮は必要だが区別は必要ない」と気がつきました。言葉の壁や宗教、文化といったその人の背景に関する考慮はするが、それ以外には地元住民と同じように接する。この意識が何よりも大切であると学ぶことができました。
最後に、今回のインターンシップでは、本当に多くのことを得ることができました。仕事選びには何が大事か、自分はどのような仕事が向いているのか、社会人としてのマナーなど、これらのことはインターンシップを経験しないと知ることができなかったことです。アイパル香川のインターンシップに参加してよかったと心から思います。ぜひ、今回の経験をこれからの就職活動に役立てたいです。